「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のヤラセ疑惑が尾を引きそうだ。11月8日発売の週刊文春によれば、5月20日に放送された「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、宮川大輔がラオスの「橋祭り」に参加した企画について、ラオスの駐日大使などは“そんな祭りは聞いたことない”と証言しているという。
「放送時から、ネット上では《検索しても出てこない》など疑いの声が出ていました。加えて文春の報道後にSNSでも《バラエティーだから当たり前》《打ち切りだな》など様々な反応が見られましたが、一部では“番組にかなり近いところからのリーク”との情報まで流れています」(芸能ライター)
この疑惑を受け日テレでは8日、文面で“ねつ造”を否定。「今回の企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」としたうえで、「この会場で初めての開催であった橋祭りを、放送では毎年行われているというかのような誤解を招く表現となり、この点については、真摯に反省すべき点があった」と、開催実績の行き過ぎた説明については謝罪した。
「この対応にネット上では“バラエティー番組だから仕方ない”という見方がある一方、《現地のコーディネーターに騙された口ぶり》《せっかくおもしろい番組なのにガッカリ》《もうネタがないんだろう》といった批判の声も多く上がっていました。日テレといえば、10月の月間視聴率において58カ月ぶりに全日帯(午前6時~午前0時)でテレ朝に抜かれ、3冠を逃したばかり。今回ケチがついたことにより、日曜夜の『笑点』から『おしゃれイズム』にかけて、『イッテQ』を挟み高視聴率を取る“縦ライン”が崩れれば、日テレ一強状態もろとも“瓦解”が始まりますよ」(制作会社関係者)
今後の「イッテQ」の視聴率が注目される。