放送中のドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)で明るく無責任で要領のいい松任谷夢子を好演している伊藤沙莉。今作で民放連ドラ5期連続出演している、文字通りの売れっ子女優だ。11月17日には第10回TAMA映画賞・最優秀新進女優賞を受賞。伊藤はこれが初めての受賞となるが、デビュー作の03年7月期のドラマ「14カ月」(日本テレビ系)では、初めての演技ながら身体が少女に若返ってしまった女性研究員役をわずか9歳でみごとに演じて“天才子役”と呼ばれ、05年7月期のドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)でもリアルないじめっ子を演じたことで、スタッフ陣からは“若き芸達者”と呼ばれていたという。
「これが初受賞であることがウソのようです。今や伊藤なしでは連ドラが成り立たないのではないでしょうか。昨年上期放送の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)で米屋のさゆりこと本名・米子を巧みに演じ、コメディエンヌとしての才能とともにその名前を全国区に知らしめた伊藤ですが、どうやら今度は実兄であるお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介が、妹のおかげで注目を集め始めているようです。妹の授賞式に出席できなかったという兄は、この日の妹のインスタグラムに並んで登場。兄妹が並ぶ写真に対して『そっくり!』の声とともに『紗莉ちゃんのお兄さんがオズワルドのツッコミ担当伊藤さんだったとは』と驚きの声があがっています」(女性誌記者)
授賞式では「このたびは…」と口を開いたとたん涙声になり「すみません、早いですよね」と笑いを誘った伊藤。兄も妹同様、お笑いの腕を磨き売れっ子になってほしいものだ。