豪快さで知られる俳優の梅宮辰夫が、ゲッソリとやせ細った姿を見せ、ファンを心配させている。12月13日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演した梅宮の様子について、テレビ誌のライターが語る。
「ふっくらした体つきで知られる梅宮ですが、この日はホオがこけ、見た目はいかにも80歳の老人。スーツも少しぶかぶかしており、体全体が小さくなっていたようでした。その梅宮は同番組で60回もの出演歴を持ち、過去の出演VTRが流されると体形の変化は明らか。あまりもの変わりぶりに視聴者からは『そっくりさん!?』との声もあがっていたほか、『病気なのかな…』と梅宮の体調を心配する声も数多く寄せられていたのです」
その梅宮は、東京都内の自宅を4月に売却したことから浮上した芸能界引退説を否定。もともと都内と神奈川県・真鶴の二カ所に自宅を構えており、東京の家が広すぎるので整理し、現在は仕事のたびに東京に通っていると明かした。釣り好きの梅宮は海に面した真鶴の家が気に入っており、こちらも隠居した老人が住む家とは思えない相当な豪邸となっている。
その一方で梅宮は2016年7月に初期の十二指腸乳頭部がんを手術している。それもあって「がんで激やせ」との指摘も広まっているようだ。そんな梅宮の体形変化について、医療系のライターが指摘する。
「いくら頑健な梅宮といえども今や80歳。しかも消化器のがんを手術しているので、かつての肉好きからヘルシーな食事に変えている可能性があります。ところが老人の場合、その粗食化が逆に体調を崩す原因になる恐れもあるのです。加齢に伴って筋肉量が減ってしまう症状を『サルコペニア』と呼びますが、その原因として肉類の摂取量が減ったことでたんぱく質不足に陥っている可能性があります。特に高齢者では『ちゃんと食べているのに痩せてしまう』という症例が報告されがちですが、それは食事から肉類が減っていることが原因という場合も多いのです」
梅宮は名古屋に「梅宮辰夫の炭焼家 炎園」と「辰ちゃんのホルモン市場」という焼肉店をプロデュースするほどの肉好き。豚肉に鶏肉を合わせて煮込む「ウメミヤ」というオリジナル料理も、30年前に梅宮自身が考案したという。それゆえ、大好きな肉を控えてしまうと、急にたんぱく質不足に陥る恐れも高そうだ。ともあれ「老人はもっと肉を食べるべき」ということを、覚えておいても損はないだろう。
(金田麻有)