スタート前は期待度の高かった新垣結衣と松田龍平W主演によるドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)。12月12日に最終回を迎え、最後は新垣演じるヒロイン晶が松田演じる恒星の手を自分から握りしめ、恒星もその手を握り返しハッピーエンドで終了した。
「ところが、一部の視聴者からの『ハッピーエンドだったのにモヤモヤが消えない』『ガッキーがかわいかったことしか覚えていない』『内容のないドラマを見続けてしまった後味の悪さが消えない』といったボヤキが止まらないようです。脚本家の野木亜紀子氏は、この作品に限らず、常にドラマの良し悪しは制作サイドに責任があり、いちばんの責任は脚本にあるという持論をツイッターに投稿し続けていて、今回も最終回放送後の15日に《深海晶は全国に大勢いるが普通だし声を上げられない人なのでドラマの主人公になりにくい。そんな晶を新垣さんはリアルに繊細に演じてくれました。屋上の涙も色っぽさも細かい声色の違いも素晴らしかった》などと新垣に対する称賛コメントを投稿。しかし視聴者がこのドラマでいちばん心に残ったのは『新垣がアイドル女優である』ということ。30歳にもなってソフトなキスシーンまでしかラブシーンを演じず、白いニットを着用すれば『ガッキーの白ニット姿は最強!』などと容姿だけが褒められ、演技については誰も語らない。演技について語られるのは共演者だった黒木華、菊地凛子、伊藤沙莉ばかり。また、新垣が11年から出演している明治『メルティーキッス』のCMのほうがドラマで見る新垣よりもかわいいと指摘する声が、いまだにあがり続けている現実から目を背けてはいけないでしょう」(テレビ誌ライター)
世間からかわいさを再確認された新垣。次回作では女優魂を見せないと「かわいいだけのタレント」というレッテルが貼られてしまうかも。