“芸能界のグルメ王”といえば、現在はアンジャッシュの渡部建ということになっているが、はたしてそうだろうか。ベテランのフードライターがこう語る。
「渡部さんは、最新の情報に詳しく誰よりもアピール上手で、ちゃんとお店のためになる紹介の仕方をしてくれる。料理人へのリスペクトもあり、業界でも認められてきています。ただ、一流の料理人たちに『本当に舌が確かだと思う有名人は?』と聞くと、まだ渡部さんの名前は上がってこない。よく聞くのは、中尾彬さんや、石坂浩二さんの名前ですね。おいしいものを食べてきた時間の長さ、キャリアが違ううえに、プロの料理人よりも博識ときている。経験豊富な料理人でも緊張するといいます」
そんな中尾のために、自宅では妻の池波志乃がメニューを考えてお品書きまで用意。懐石料理のように料理を一品ずつ出すのが当たり前というから、志乃も大変だ。
「『くいしん坊!万才』(フジテレビ系)のリポーターを務めている、“日本一熱い男”松岡修造も、なかなかの食通で知られています。初めて行くレストランでは、店内を一周してすみずみまでチェックするという妙なこだわりでも知られていて、店としては料理以外の細部まで手が抜けない。自宅での食事では、中尾家と同じように奥さんがフレンチのコースのように前菜、スープ、メーンの魚、肉と順番に料理を出すといいます」(前出・フードライター)
渡部の奥さんの佐々木希も、いずれそうしないといけなくなるのか…。
(露口正義)