この人の肩書きはいったい何なのだろうか。他でもない、ブルゾンちえみである。17年1月1日、「ぐるナイ」(日本テレビ系)の名物企画「おもしろ荘」に「ブルゾンちえみ with B」として出演し、優勝。これをきっかけにブルゾンはテレビやメディアへの出演が激増。スターダムにのしあがった。
「さらに同じ年の4月、『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で女優デビュー。8月には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンランナーとして完走しました。最後はブレイクタレントの証明でもある『ユーキャン新語・流行語大賞2017』で、「35億」がトップ10入りを果たしました」(芸能ライター)
そして翌18年はその追い風で何とか乗り切った感があるが、それもいよいよ限界がきたようだ。
「『24時間テレビ』のマラソンランナーとして選ばれると、向こう1年は日テレで優遇されるという暗黙のルールがあります。古巣の『ぐるナイ』にwithBことブリリアンとともに出ただけではなく、『行列のできる法律相談所』にもひな壇に隔週で出ていました。しかし、彼女はとにかくアドリブができないばかりか、芸人の軽口に対して柔軟に対応できないぐらいマジメ。東野幸治からのイジりに怒りだしてしまったほどです」(前出・芸能ライター)
さらに彼女の活躍を狭めているのがNG項目の多さだという。
「1月6日の『行列』で、ブルゾンは、スッピン姿を見せたり、寝起きドッキリもNG。女芸人もよくやるパンストかぶりも難しいと告白し、共演者を驚かせていました。ブルゾンは、いわゆる若手芸人がやるような体力系の仕事や汚れ仕事をやりません。自分のイメージが崩れるのを恐れているんでしょう。その結果、明らかに今の女芸人の系譜には乗らなくなってしまった。かといってセンスで笑いを取るタイプでもない。使い勝手が非常に少ないのです」(前出・芸能ライター)
数年後、「あの人は今」に出てないことを祈りたい。いや、そのオファーにもNGを出すのかも?
(魚住新司)