視聴者から5万票を超える支持を集めたのは、結成21年のベテランコンビ「レギュラー」だった!去る3月30日に放送された「ENGEIグランドスラム LIVE」(フジテレビ系)にて実施されたスペシャル企画の“平成のリズムネタ博物館”にて、視聴者投票で選ばれた一組だけがネタを披露できるというシビアな争いにてレギュラーが勝利したのである。
レギュラーは2位の8.6秒バズーカ─(5万316票)、3位のジョイマン(3万969票)を押さえてトップとなり、本編にて得意ネタの“あるある探検隊”を生披露。ネット上では〈懐かしい!〉〈何年ぶりに見たかな〉〈いま見ても面白い〉といった声も飛んでいたが、そんなレギュラーの出演について芸能記者が“物言い”をつける。
「正直なところ、10年以上前に表舞台を去った感のあるレギュラーが視聴者投票で1位に選ばれたことには疑問を禁じえません。というのも、8.6秒バズーカーやジョイマンのほうが今時のお笑いファンにはおなじみですし、人気絶頂時の爆発力なら『ラララライ!』の藤崎マーケットや、『そんなの関係ねえ!』の小島よしおのほうが上だったはず。そして子供たちにはにゃんこスターのほうが人気です。むしろレギュラーは小梅太夫とともに最下位争いかと思っていたので、この結果は意外ですし、何か“裏”があるとまで勘繰りたくもなりますね」
そのレギュラーがネタを披露した際には、若い女性ばかりの観客が、なぜかタイミングばっちりで手拍子。04年にブレイクするも08年にはすでに仕事が激減していたレギュラーだが、そんな10年以上も前のネタになぜいきなり手拍子が合うのか、疑問を感じた視聴者もいたようだ。
「一部からは、レギュラーの1位はあらかじめ決まっており、観客は放送前に手拍子の練習をさせられていたのではないかとの見方も浮上しているほどです。ただ、お笑い番組の視聴者は高齢化が進んでおり、レギュラーの姿を見て『懐かしい』『応援したい』と思った人も少なくないはず。しかも同時間帯には『炎の体育会TV』(TBS系)や『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)など、若者や子供を惹きつける番組が放送されており、投票者の年齢が高くなったことも、レギュラーにとって有利に働いたのかもしれませんね」(前出・芸能記者)
ともあれ、今回の投票1位が再浮上のキッカケになるのか。貴重な票を投じたファンも気を揉んでいるに違いないだろう。
(金田麻有)