広瀬すず主演の連続テレビ小説「なつぞら」が4月1日にスタート。記念すべき朝ドラ100作目として、失敗の許されない作品と宿命づけられている。その朝ドラではこれまで数々の人気女性タレントが目を覆わんばかりの爆死作品を残してきた。その黒歴史を今ここにひもとく!
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記念すべき(?)視聴率ワースト1に輝いたのは、倉科カナが編集者役を務めた「ウェルかめ」だ。ドラマウォッチャーからも“史上最悪の内容”と切り捨てられた敗因はなんだったのだろうか?
「何より派手な顔つきで豊かな胸の倉科が徳島の片田舎で明るく頑張るという浮世離れした設定が、朝ドラの視聴者層に受け入れられませんでした。しかも都会の編集部で夢破れて徳島の地方誌に移るという都落ちぶりも、ヒロインの成長を楽しむ朝ドラには不向きでしたね」(テレビ誌ライター)
その一方で、倉科のFカップを隠そうとしないNHK離れした演出はマニアからの評価も高い。中でも通り雨でズブ濡れになったシャツから透けて見えるアンダーウエアのシーンは今でも語り草だ。
続いで僅差のワースト2位には、初の平成生まれヒロインとなった「つばさ」の多部未華子がランクイン。和菓子屋の跡継ぎがひょんなことからコミュニティラジオ局の立ち上げにかかわるという物語は、朝ドラ好きの高齢者層にはチンプンカンプンだったはずだ。
「さらにはサンバダンサーが出現するなど、現実を超越したバラエティ的な演出は、朝ドラには実験的すぎました。そのため多部自身の演技は評価されたものの、それを帳消しにしてしまったのです」(前出・テレビ誌ライター)
そしてワースト3位は、今や大物女優の貫禄も漂う榮倉奈々の「瞳」。本作もNHKの目論見が透けて見える作品だったという。
「当時の朝ドラは若者層を取り入れようと迷走しており、ヒロインがダンサーを目指すという設定の時点で失敗は目に見えていました。しかも、榮倉はもともと運動が苦手。特訓は受けていたものの、肝心の若者からも『ダンスがヘタ』と酷評されたのです」(芸能記者)
そして4位以下にも意外な面々が並ぶ──。