一方で“本家”は、女子アナ人生の転機にさしかかっていた。
「4月12日、加藤は3年ぶりの著書『会話は、とぎれていい 愛される48のヒント』(文響社)を上梓したのですが、非常に実践的な内容から『今後はコメンテーター路線にシフトする気マンマンでは』との見方が強まっているんですよ」
とは春山氏の見立てだ。その思惑の背景には、フジOBアナの存在があった。
「MCを務める『ホンマでっか!?TV』(フジ系)で数多くの文化人と共演していることもあり、膨大な数のビジネス書を読んでいることをインタビューなどで語っていますが、今回の出版で『いよいよ加藤自身がコメンテーターとしてテレビ業界を席捲すべく動き出した』と見る向きは多い。案の定、『河野景子(54)と同じようなビジネスを展開するのでは』といった憶測も広がっています」(春山氏)
河野が展開するビジネスとはズバリ、「講演会」と「話し方教室」だ。
「河野が全国で1本80万円とも言われる講演会を行い、自身の会社で話し方教室を開講することで年間数億円を荒稼ぎしているのは知られた話ですが、加藤もそれを踏襲するのではとみられています。彼女のタレント価値は河野よりも高く、本気で取り組めばケタ違いの儲けも期待できる。テレビの仕事の調子しだいで、シフトするのではないでしょうか」(春山氏)
そうしたサイドビジネスに関心が集まるのは、彼女の“本業”に限界説がささやかれているためだ。
「MCに就任した『Live News it!』が初回視聴率4.6%とパッとしない出足だっため、局内では『わざわざ加藤でなくてもよかったのではないか』と不安視する声が出ています。4月から産休中の生野陽子アナ(34)に『復帰明けに加藤とチェンジ案』が持ち上がっているほか、同じく産休に入る椿原慶子アナ(33)でもいいのではといった声もある。加藤に残された時間は決して長くないのが実情だと思いますね」(フジテレビ関係者)
こうした状況を、加藤はどのように受け止めているのか。
「彼女の最近の楽しみは、自分について書かれたネットニュースを読むことだそうです。この前は『加藤綾子は女優失格』と書かれたニュースサイトを『ひどいですよね~』と言いながら喜々として番組スタッフに見せていた。余裕しゃくしゃくといった感じですよ」(フジ関係者)
一流文化人の仲間入りしたカトパンにとっては、激似アナの挑発など、どこ吹く風といったところか。