歌手の山本リンダと楽天の三木谷浩史会長がそれぞれ乗っていた乗用車同士が、東京の信濃町の都道で29日に接触事故を起こしていたことが、翌日になり判明した。
「有名人同士の事故ということで、《ずいぶんと偶然だな》と、ネット上では話題になっていました。有名人同士の交通事故といえば09年、哀川翔が運転する乗用車とaikoが運転する乗用車が、都内で接触事故を起こしたことがありましたね」(芸能ライター)
最近では、高田純次が首都高で接触事故を起こし、“当て逃げ”疑惑が報じられ大きな話題となったが、今回の山本リンダと三木谷氏の事故については、そう大きく騒がれることはなかった。
「それほど騒がれなかった理由は、リンダが乗った車も三木谷氏の車も、ともに“運転手が運転していた”ことが大きいと思います。昔のいわゆる『スター』は、運転手を雇ったり付き人に運転させることが多かったんですが、今回の二人の場合もあくまで、運転手同士の責任問題なわけです。ところが、近年は仕事場へ出向くのにも、タレントみずから運転することが多くなっていますから、ひとたび事故を起こして明るみになれば、タレント本人のスキャンダルとして大きく報じられるわけです」(芸能記者)
そしてこれには、芸能界にも吹き荒れる不況の嵐の影響があるという。ある芸能プロ関係者もこうグチをこぼす。
「よく、事務所の中でも運転手を付けたほうがいいという話題にはなるのですが、一人のマネージャーが何人ものタレントを抱えている状態なのに、専門の運転手などとんでもないということで話は終わってしまう。そんなことから、特にクルマ好きなタレントについては、口を酸っぱくして注意しているつもりです」
表には出てこない芸能人による交通事故もけっこうありそうだ。
(鈴木十朗)