「この度はお騒がせしてしまい本当に申し訳ありません。父の事は私が責任を持って弁償させて頂きたいと思います」
2014年10月24日、そんな悲痛なコメントを発表したのは、タレントでモデルのローラ。
知人がバングラデシュで治療を受けたと虚偽の申告をし、海外療養費など約87万円をだまし取ったとして、ローラの実父であるジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(バングラデッシュ国籍)が警視庁に逮捕、その後、同様の手口で再逮捕されたことを受けてのことだった。
「ローラパパは、インターポール(国際警察機構)を通じて13年から国際指名手配されていました。ローラは、父の保釈金と弁済費用500万円を建て替えましたが、詐欺の指南役としてかなりの金額を詐取したとされ、その総額は500万円ではとても済まないのではとの疑いも伝えられていましたね」(芸能記者)
直後から、ローラの番組やCMでの起用を控える動きが一気に広がったが、同時に、“親の責任を子供が負う必要があるのか”との議論を呼んだ。
「その後、所属事務所との契約問題も浮上し、テレビでその姿を見る機会は激減してしまいました。現在は事務所とも和解しており、テレビでの活動になんの支障もありませんが、今後は海外での活動を本格化させようという意向のようで、拠点を米国に移し現地でエージェントと契約。様々なオーディションを受けながら、できるときに日本のテレビやイベントで稼ぐという活動状況となっています」(芸能プロ関係者)
それでも、そのスタイルと明るいキャラクターから、CMで起用する企業はいまも多い。再び父親が彼女の笑顔を曇らせるようなことがないことを、祈るばかりだ。
(露口正義)