8月24日、「24時間テレビ」(日本テレビ系)の深夜帯にて、バラエティ企画「二宮和也のあの人に会いたくない」が放送された。同企画には、人気チャラ男芸人、EXIT・兼近大樹の元恋人が登場し注目を集めたという。
「番組では、出演者の“会いたくない”人を調査し、スタジオで対面させるという企画を放送。その際、兼近と中学時代に交際していた元恋人・マナさんが登場し、当時の再現VTRが流れました。しかしその内容は、兼近が中学時代に様々な女性に手を出し、マナさんとも2股だったあげく、男性不信になるほど精神的に追い込んだという、彼のイメージを著しく下げる編集となっていたのです。この内容に、兼近は困惑する表情を見せ、『盛りすぎてる…』と2股を否定しましたが、彼はチャラ男風ながら誠実というキャラだったため、ネットではバッシングが起きることとなりました」(テレビ誌記者)
すると放送後、兼近はツイッターで〈これがテレビか 今日台本見せられた時はもっとレベチでやばたにえんだったけど流石にめちゃめちゃ嫌だと伝えて抑えた結果がこれ! もし言ってなければ社会的に抹殺されていたのかもと思うとゾッとするでござる〉(現在は削除済み)と、スタッフによる過剰な演出があったことを匂わせる投稿が話題に。
さらに元恋人のマナさんも、自身のユーチューブチャンネルにて「兼近のそういう悪いエピソードを(番組スタッフに)いっぱいくださいって言われて、いっぱい考えてたんですけど、実際そんなになくて。兼近と付き合った約2年間は自分の中で、すごくいい思い出で…」と語り、男性不信になったと放送された件ついても否定するなど、番組への不信感を語った。
そのため視聴者の間では、日テレのヤラセ疑惑が浮上し、批判が殺到しているという。
「今回の日テレのヤラセ疑惑に対し、視聴者からは『捏造したのが事実なら、最低だ』『兼近が、かわいそう! これで彼の人生が終わったら日テレは責任が取れるの?』『もうテレビのヤラセに芸能人が乗っかる流れは止めよう。反論したEXITの行動は正しい! 何が“愛は地球を救う”だよ』と、批判が殺到しています。今年の『24時間テレビ』の総合演出は、『世界の果てまでイッテQ!』などを手がける古立善之ディレクターなのですが、彼らは昨年、存在しない祭りをでっち上げるヤラセが大きな問題となったばかり。もし今回も、出演者の過去を捏造したのだとすれば、スタッフは、まったく反省していないということになります」(前出・テレビ誌記者)
日テレ側はこうした視聴者の反響に対して8月26日現在、釈明や詳しい経過説明などを行った様子はみられないが、EXITファンの間では、「BPO(放送倫理・番組向上機構)に意見を送ろう」との呼びかけも起こっている。現在のSNS時代において、もうテレビ局のヤラセは通用しないのかもしれない。