相手にしてるのは1人だけ?
約1カ月前に「マツコをぶっ壊す」と「TOKYOMX」の局の前に押しかけたことがきっかけで世間を騒がせた、「NHKから国民を守る党」ことN国の立花孝志党首。その言いたい放題ぶりや、YouTubeを使った手法が引き起こした「崎陽軒不買運動ブーメラン」もなんだか懐かしいここ最近。「この人と関わりあってもしょうがない」と、日本中の人がシンクロしたかのように、ほとんど巷では話題にならなくなっている。ただ1人を除いては…。
その人物こそ、「マツコと違って数字がないから(批判しない)」と立花党首に“挑発”された格好で、半分冗談、半分激怒といった感じでバッシングコメントを発言しまくっている爆笑問題の太田光だ。
9月1日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で太田は、「ボクが会いたいって言ったんですよ。会いたいって言ったらどこでもよいと、テレビで会おうってボクは思うわけです」と立花党首へメッセージをスタート。続けて、「とにかくね、日本の民放のテレビを舐めるな!テレビはお前を無視しないから!明日もどうせマツコのとこへ行くんだろうけど、そんなの見て見ぬふりなんてしないし、テレビの報道局ってのは自主性もあるし!報道キャスターもみんなコメントするからね。ぜひ、地上波で会おう」とラブコールと言えそうなコメントをまくし立てた。
「その後、下半身ネタを加えて、相方の田中裕二から『やめなさい!』とオチをつけられていましたが、太田さんは本気で呼びたいようですね。とにかく立花党首をやり込めたい気持ちが伝わってきます。立花党首は高須克弥院長とネットで会談はしていましたが、太田は相手の土俵より全国ネットのテレビで立花党首の本性を剥がしたいという考えでしょうね。この太田の“口撃”に、SNS上でも『太田やるじゃん』『これを言えるのが太田しかいないのがナサケナイ』とエールを送られています。つまり、テレビ界が立花党首を見て見ぬふりをしていると不満を抱いている人が太田さんを支持しているようなんです」(エンタメ誌ライター)
が、その一方で立花党首をテレビに担ぎ出したい太田の熱が上がれば上がるほど、最初の“被害者”マツコ・デラックスの「勝ちが確定」「マツコの勝ちじゃん」という声が増えてきているとか。
「実は、立花党首の国会議員にあるまじき常軌を逸したマツコ攻撃で、十分その“アブない正体”はわかったというのが世間の一致した考えのようです。多くは立花党首を面倒なクレーマーとしかもはや見ていませんし、N国に入党した丸山穂高議員に対しても同様です。そんな人たちは無視するに限る。まさに今のマツコさんは完全にそのスタンス。毎週月曜に、マツコさんが『5時に夢中!』に出演するTOKYOMXの前に押しかけられようがひたすら無視。おかげで、立花党首のトーンダウン気味になっていることを世間は感じていますからね。それを真正面からただ1人受け止めている太田さんは男らしくも映るのですが、それでも立花党首のある意味、思うツボという声も少なくないです。と、いうわけで、太田さんが熱くなればなるほど『マツコの勝ち』という声が増えているようです」(前出・エンタメ誌ライター)
それにしても、この“人気急落”の空気を敏感に察知したら、立花党首は近いうちに太田とご対面するはず。それはネット上なのか、サンジャポなのか、まさかのNHKとか?
(山田ここ)