8月12日、タレントのマツコ・デラックスが毎週月曜日のゲストコメンテーターを務める「5時に夢中!」(TOKYO MX)の生放送中、NHKから国民を守る党(以下、N国党)党首の立花孝志氏がスタジオの外に現れ、マツコを大糾弾したことが波紋を呼んでいる。
事の発端は同番組の7月29日の放送で、マツコが立花氏とN国党について「一体これから何をしてくれるか判断しないと。今のままじゃ、ただ気持ち悪い人たち」、さらに参院選で票を伸ばした理由を「ふざけて入れている人も相当数いるんだろうなあとは思う」、さらには「ちょっと宗教的な感じもあると思うんだよね。NHKぶっ壊す教みたいな」などとコメントしたことに始まる。
「これを受け、一部スポーツ紙の取材を受けた立花氏は『マツコをぶっ壊す』と激怒。しかし、8月5日放送の『5時に夢中!』ではこれに触れなかったことから、自身のユーチューブ動画で『逃げるの?かっこわるいね、人の悪口は自由だが一方的にいうならスタジオに呼べば』『(マツコが)NHKやらCMやらでいくらもらってると思ってるんだ』『お前のほうが気持ち悪いよ』『マツコはテレビ局の犬。ワンワンワン』と痛烈にこき下ろしたのです」(テレビウオッチャー)
そして12日、立花氏は呼ばれないなら自分から出向くとばかりに生放送中のスタジオ前に現れ、「公共の電波で投票してくれた人の気持ちを侮辱するのは許されない」と、集まった聴衆に大演説。警察も出動する騒ぎとなったのだ。
「結局、立花氏はマツコと対面ができなかったようですが、番組終了後、マツコについて報道陣に対し、『パニックらしい。番組を降りるそうです。間違いを認めたということ』とし、マツコが次回も出演するようならまた来ると宣言していましたね」(前出・テレビウオッチャー)
“降板”に関して局側は否定しているようだが、ネット上の反響は大きく、電撃訪問の様子を伝えた動画は再生回数23万回を超えている。
「マツコの場合、これまでズバリの物言いで視聴者の人気を集める一方、現場では出演メンバーや雰囲気に合わせた言動を取れるため重宝され続けてきたことから、その発言内容が時に行き過ぎて視聴者の反感を買うことが多々ある。今回の『5時に夢中!』でも同様の事態が起きたと言えますが、立花氏の“犬”指摘は痛いところを突いており、SNS上でも同調する声が広がっています。マツコとしては今後、非常にやりづらい状況になるのでは」(芸能記者)
完全に地雷を踏んでしまったようだ。