田中要次と羽田圭介の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)の新作が一向に登場しないことから、新コンビが見限られたのではないかと心配する声がバス旅ファンから上がっている。
「『バス旅Z』はほぼ3カ月おきに新作が放送されています。今年は1月5日、3月16日、6月29日に放送されました。9月いっぱいで前回から3カ月になりますが、いっこうに新作がアナウンスされません。本来ならもう発表されてもおかしくないんですが…」(テレビ誌ライター)
太川陽介と蛭子能収の名コンビからバトンを受け継いだ田中と羽田だが、評判と視聴率はいまひとつ。当初から「元に戻すか、別の人にしてほしい」との声が上がっていた。
加えて太川と蛭子の“元祖”が同局の「太川蛭子の旅バラ」でバス旅を復活させたため、2つのバス旅が存在することに。そもそも新コンビに代わった理由は、蛭子の高齢を理由に旧コンビが引退したため。引退がなければ新コンビの誕生はなかったわけで、復活した今、新コンビの存在意義が問われる結果になっている。
テレ東も、そんな空気を読んだのか、3月16日放送の第9回では、ゴールできなかったら田中と羽田はクビ、というルールが新たに設定した。なんとかゴールし首がつながったが、2回連続で失敗したらクビというルールになって、今も残っている。
「テレ東も新コンビを無下にクビにすることもできず、扱いに困っているのではないでしょうか。そのためクビルールを作り出した。これなら何の問題もなく2人を辞めさせられますからね。ただ、残念ながらクビにできなかった。そこで放送のペースを落とすことにしたのではないか。3カ月に1回が4カ月に1回になり、半年に1回になってやがてフェードアウト、なんてことも考えられます」(前出・テレビ誌ライター)
新作が発表されるのか、されるならいつか。バス旅新コンビの未来を次の回が握っていることは間違いない。