木村拓哉が主演を務める10月スタートのドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)の海外ロケがフランス・パリで行われ、ミシュランの三つ星レストラン「ランブロワジー」で撮影が行われた。同レストランは30年以上にわたって三つ星を獲得し続けている、“世界一予約の取りにくいレストラン”としても有名で、テレビドラマのカメラが入ったのは世界で初めてだという。
「今回のドラマで木村が演じるのは天才シェフ。昔から“本物志向”の彼らしく、『フランス料理を扱うのなら、本場での撮影』と提案したことで実現したのがランブロワジーでのロケでした」(テレビ局関係者)
令和初の木村主演ドラマとあって、随所にこだわりも見られ、制作費は予算をはるかにオーバーする勢いで「1話で1億円近い」(同前)という。
木村が主演するドラマといえば、座長としての細やかな気配りも現場では評判だ。
「差し入れはもちろんですが、共演者へ一人一人にプレゼントを用意し、さらにみずからが厳選した店で『おもてなし』をするのが恒例です。今回も『華麗なる一族』(TBS系)以来12年振りに共演する鈴木京香への気の使い方は格別で、『クランクイン前にロケハンも含めて食事を』と何度か声をかけていたそうですが、スケジュールの調整がつかなかったのか、実現しなかったようです」(芸能関係者)
そして、いよいよパリでのクランクイン。撮影場所となった「ランブロワジー」は、鈴木が長年行きたかったレストランの一つでもある。
「撮影後に木村と鈴木、さらに沢村一樹の三人で念願のあこがれの店で食事をしたそうです」(前出・芸能関係者)
世界で名だたる三つ星レストランでの食事で、いっそうモチベーションがあがったようだ。
(宮本エミ)