主演作の「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)が今期のドラマで最高の視聴率を叩き出し、面目を保っている木村拓哉。だが元SMAPのなかでは最も先行きが不透明だという噂も絶えないようだ。テレビ誌のライターがこっそりと語る。
「木村にとって最大の弱点は俳優しかできず、しかも主演しか受けられないというところ。司会向きではないのでバラエティ番組を持つのは難しく、昨年夏に持ち上がったトーク番組立ち上げの報道も尻すぼみです。ソロデビューの噂もありますが、人気歌手になれるようなアーティスト性があるとも思えません。結局は主演俳優を続けるしかなく、視聴率しだいではその道すら閉ざされかねないのです」
実際、「A LIFE」はキムタク史上でワーストの視聴率となっており、1話1億円と噂される制作費に見合わないと言われる始末。それに対して他の4人はコストの安いバラエティ番組で実績を残しており、生き残りの可能性は木村より高いと言えそうだ。
まず中居正広は「ナカイの窓」(日本テレビ系)をはじめ5本のレギュラー番組を抱え、司会者としてはもはや安泰の域にある。草なぎ剛は18年超という長寿番組の「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)に加え、「ブラタモリ」(NHK)のナレーションも好評だ。稲垣吾郎は7年目を迎える「ゴロウ・デラックス」(TBS系)のほか、もともと舞台への出演も多く、本人も脇役をいとわないタイプ。香取慎吾は「SmaSTATION!!」(テレビ朝日系)に加えてゴールデンタイムの「おじゃMAP!!」(フジテレビ系)にも出演しており、テレビタレントとしての価値は高い。
「SMAPが解散したいま、SMAPとのバーターを考慮する必要もなくなり、視聴率が獲れない木村を使い続ける理由はありません。下手をすれば今後、嵐とのバーターでドラマ主演を続けるというポジションに落ちぶれる可能性すらありえます」(前出・テレビ誌ライター)
ジャニーズのエースから、嵐のバーターへ。そんな残酷な境遇に陥らないためには、「A LIFE」の高視聴率が必須のはずだが‥‥。
(金田麻有)