東京国税局から7年間で約1億4000万円の申告漏れを指摘されたチュートリアル・徳井義実について、同じ事務所の先輩で、独身芸人の集まり「アローン会」のメンバーでもあるナインティナインの岡村隆史が全面的に擁護にまわった。
10月24日放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送系)で、岡村は徳井の申告漏れを“所得隠しの意図はなかった”と言及したのだ。
「岡村はアローン会のグループLINEに徳井から《すみません、申し訳ございません。お騒がせしてます》という謝罪が届いたことを明かし、『所得を隠すつもりは本当になかったとボクは思うんです』とフォローした。『本人が言うように、ルーズやったっていうことなんでしょう。われわれなんか本当に浮世離れしているところありますんでね。徳井さんもちょっと忙しかったということで。悪質な感じじゃなくて、やろう、やろうって言うてて、やらんままずっと来たんやろうなっていう感じ』と同情を前面に出すコメントを続けた。『本人が一番反省していると思いますし、これからどういうふうにされていくのかを見守るしかないんです』と静観の構えを取ると話していました」(芸能ライター)
だが、徳井に対する風当たりは強い。というのも、いくらルーズと言い張ってもまるで通らないシチュエーションだからだ。
「関係者の話によると、徳井は09年に株式会社チューリップを設立し、吉本興業からのギャラをそこ経由で受け取っていた。ところが、3年間無申告だったため、15年に国税が約2000万円の所得隠しを指摘。結局18年まで一度も期限内納税することなく、指摘を受けては申告することを繰り返していたといいます。徳井ほどの売れっ子なら年に億単位の金が入るはず。それを無申告の知らん顔では許されないし、他の納税者への示しもつかない。刑事告訴もありの事例ではないのか」(スポーツ紙記者)
ルーズにもほどがあり、しっかりお灸をすえないと改善も改心もありえないという状況だったようだ。
「6月29日放送のラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』(京都放送)で、徳井は相方の福田充徳相手に貧乏芸人時代の赤貧エピソードを語っていた。光熱費の支払いが滞り、供給ストップになった時の話で、電気、ガス、水道の順で止められ、1度水道まですべて止まったことがあると明かした。電気が止まることは何度も経験したそうで、最後には焦るどころか慣れた感じで常備したろうそくに火をつけてしのいだという徳井。確かに超ズボラな性格は筋金入りらしい」(ネットライター)
会見で徳井は「だらしなさ」「怠慢」「ルーズ」「甘さ」などのワードを21回も繰り返して故意を否定しまくった。だが、すでに徳井の出演するCMの放送さしかえ、出演する番組は休止、降板、大学祭出演の中止などが決定。さらに新たに、過去、銀行預金の差し押さえがあったことや、社会保険に未加入だったことまで明らかになっている。この先はかなり厳しい状況がまっていると考えざるを得ない。「アローン会」仲間ということで「徹底擁護」した岡村も今頃あきれ返り、自身の発言を恥ずかしく思っているのではないか。
(塩勢知央)