闇営業に差別ネタ…今年ほどお笑い芸人が批判の的になった年は珍しい? しかし、その集大成といえそうな残念すぎる騒動を、チュートリアルのイケメン芸人・徳井義実が起こしてしまった。
個人会社「株式会社チューリップ」から吉本興業からの出演料などを受け取っていた徳井は、2015年3月期までの4年間で約2000万円の所得隠しの疑いが持たれ、その後3年間で約1億1800万円の申告漏れを東京国税局から指摘されてしまったという。この人気者の税金スキャンダルには世間もビックリ。そして当然、ワイドショーなどでも取り上げられたが、司会者や同業芸人からは「悪意はない」など擁護コメントが多かったことで、世間はさらにヒートアップ。「同業者に甘すぎる」「悪意がなければ3年間申告しなくても許されるの?」「金に汚い人とわかって超幻滅した」「もっと稼いでるはずだから何かおかしい」と、ありとあらゆるバッシングが飛び交うことに。
「吉本興業大阪本社で行われた、徳井さんの囲み謝罪会見も微妙でしたね。とにかく“自分がだらしなかった”の一点張りで、『(申告を)やります、やります』というのがどんどん延びて3年になってしまったと、大金を稼いでいる芸能人とは思えない非常識ぶりを謝っていました。しかも、それ以前にも税理士から催促があったことも明かし、本人は『なんとなくいけるかなという感覚でした』と、そのままにしていたと説明。報道陣を二度びっくりさせました。この会見を見た人たちのほとんどが失笑というか、比較的きちんとしたイメージだった徳井とのギャップにガッカリといった感じを持ったようですね」(女性誌ライター)
徳井は結局、自分が「どうしようもなくルーズだった」ことで起きた事態だと総まとめしているが、一部のネット民からは「ルーズなんて言い訳に決まってる」「そもそも税金払う気なんてなかったのでは」といった不穏な声まで上がっている状況だ。
「実は5年ほど前、『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』(KBS)というラジオ番組で徳井は“海外移住計画”について語っており、その1つの候補地としてドバイを挙げていたんです。その理由として、治安がいいことや9割が外国人で違和感がないことを挙げていましたが、『ドバイは税金が一切ない』『所得税、法人税、消費税など何もいらない』『金持ち喧嘩せずで困った人を見たら助けてくれる』と、やたらとお金がらみの住みやすさを力説していたんです。それと彼のルーズさは関係ないかもしれませんが、徳井が税金に無関心だったわけがないというのが、今回の言い訳会見にブーイングしている人たちの見方。個人会社を設立したのは10年前ですから、税金をいかに払わないかに興味を持っていたことは、間違いないような気がします」(週刊誌ライター)
消費税も上がり国民が税金に敏感になっている今、「ルーズでした」だけで済まされる問題ではなさそう。本人は今すぐドバイに逃げたい?
(塚田ちひろ)