木村拓哉が凄腕のフランス料理シェフを演じるドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)の第2話が10月27日に放送され、初回から0.8ポイント増の視聴率13.2%をマークした。今後は同じTBS系で17年1月期に放送された主演ドラマ『A LIFE ~愛しき人~』がマークした平均14.5%と同程度の数字が期待されるところだ。その『グランメゾン東京』に、思わぬところでケチがついているという。テレビ誌ライターが耳打ちする。
「本作に関してはアメリカを中心に、欧米では放送できないシーンが含まれていると言われています。それは三ツ星レストランを目標とするキムタクが『狙うんだったら三ツ星だ!』との決めゼリフとともに、指でOKサインを作る場面。親指と人差し指で輪っかを作り、残り3本の指を立てるOKサインは数字の『3』を示すポーズとして多用されますが、これが今、欧米では問題となっているのです」
日本だと内側の指3本を立てるのが一般的なのに対し、アメリカでは中指、薬指、小指の3本で「3」を表現するケースも珍しくない。アメフトでは審判が「3」を示すジェスチャーとして使っており、試合中継ではいくらでも観られる仕草だ。ところがアメリカでは現在、このOKサインが社会的に避けられるようになっているというのである。
「OKサインでは3本の指が『W』、すなわちホワイトの頭文字に見えることから、白人至上主義を表わすポーズだとして忌避され始めています。特に人種差別主義者がOKサインを見せていた事件があってからは、一般市民の間でもOKサインが避けられるように。最近ではテーマパークのキャラクターが黒人少女との記念写真でOKサインを見せたとして、解雇されたケースもあるほど。それゆえキムタクが堂々とOKサインを見せるシーンが、アメリカでは放送できない恐れは十分あるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
最近ではアメリカ旅行に行く観光客に対して、旅行代理店から「OKサインは絶対にやめてください」と注意喚起される例もあるという。キムタクも今後、余計な誤解を生みかねないジェスチャーは避けたほうがいいのかもしれない。
(金田麻有)