7人組のYouTuberグループで、累計再生回数で日本1位を誇る「Fischer’s」(以下フィッシャーズ)。同グループのリーダー的な存在の「シルクロード」が、満身創痍になっている体調について報告した。
シルクロードは11月19日に放送予定の「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)にゲスト出演するなど、今や活動の場をテレビにも拡大中。若年層への知名度はHIKAKINに負けず劣らずの高さを誇り、日本を代表するYouTuberの一人となっている。しかし11月13日に公開した「【通院中】シルクロードついに立ち上がれなくなる」という動画によると、もはや日常生活を送るのが困難なほどの体調だというのだ。YouTube事情に詳しいネット系ライターが指摘する。
「フィッシャーズの中でも得意のフィジカルを活かして演者として大活躍し、動画編集もこなすシルクロードは、9月30日に出演した『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)にて、睡眠が1日2時間だと明かすなど、多忙な毎日を過ごしています。特に今年の夏は『テレ朝夏祭り』や『U-FES』、『ROCK IN JAPAN FES』など数々のイベントに出演したり、さらにはオランダ遠征や『1万人鬼ごっこ』も実施。それに加えて通常ペースでの動画公開も続けるなど、殺人的スケジュールに文字通り忙殺されていました。そのため、ついに体調に異常をきたし、全身の様々な部位が痛みに襲われるようになったというのです」
病院で診察を受けた結果、シルクロードが患ったのはかかとから親指の付け根にあたる部分の「疲労骨折」、足の裏を痛めた「足底筋膜炎」、左ひざのお皿が割れていることで痛みを生じる「有痛性分裂膝蓋骨」などだったという。さらに24時間筋肉を緊張し続けていることから、神経が筋肉に締め付けられてしまう「神経絞扼症候群」も発症。時には息ができないくらいの痛さに襲われていたというのである。
そんな満身創痍の状態について本人は「以上の品々がそろい過ぎて、爆発しそうなくらい痛かった」と表現。しかも寝ている間も緊張しているらしく、メンバー仲間のモトキによると「朝起きた時のスタートダッシュがムチャクチャ早い」「肩が石みたいに固く、他のYouTuberと比べてもSSS級の別次元の凝りを持っている」というのだ。
「いつ痛みに襲われるかわからないため、短い針のついた痛み止めのばんそうこうを常に持ち歩き、痛みが走ったらすぐに患部に刺すことで対処しているそうです。しかしこれは対症療法でしかなく、症状そのものを取り除くためにはじっくりと休養を取ったり、専門家によるマッサージを受ける必要があるはず。晩秋のこの時期は忙しさもひと段落しているはずですが、今後はテレビ出演もますます増えそうですし、彼の体調は、まだまだ予断を許しません」(前出・ネット系ライター)
そんなシルクロードの病状は、他の人気YouTuberにとっても他人事ではない。他にも何人もの有名な配信者が救急搬送の憂き目に遭っているのだ。
「HIKAKINの実兄であるSEIKINは、自宅で酷いめまいに見舞われた挙句に嘔吐し、救急車を呼んだことを10月22日公開の動画で明かしています。またフィッシャーズでシルクロードと並ぶ人気者の『ンダホ』も、10月24日公開の動画で救急搬送されていたことを告白。夏には多忙のために突発性難聴を患っており、ある日、車を降りたところで立ち上がれなくなり、幸いにも隣りが交番だったことから救急車を呼んでもらえたのだそうです。はた目にはラクそうに見えるYouTube稼業ですが、ンダホによると忙しい時には30分刻みのスケジュールで動いており、やることが山積みなのだとか。こんな調子では他にも同じように倒れてしまうYouTuberが出てきたり、そのうち死者が出たって不思議ではありませんよ」(前出・ネット系ライター)
テレビの世界では最近になって、やっと存在が認知され始めたYouTuberだが、その実態は馬車馬のように走り続けることで人気を維持する、相当に厳しい世界のようだ。
(金田麻有)