東の大関は、選挙特番では“こじるり無双”の異名を持つ小島瑠璃子だ。構成作家のやまもと茂氏が絶賛する。
「19年8月の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、松本人志から『野球選手とサッカー選手、どっちがええの?』と聞かれ、きっぱりと『どっちもイヤです』と答えていた。こじるりはスポーツ番組でMCを務め、プロ野球の始球式やサッカーのトークイベントにも何度も顔を出している。取材対象とは決して寝ないという自分への戒めでもあり、今年のラグビーW杯の応援マネージャーにも安心して起用される一因ですね」
ここでベテラン登場は、西大関の木村佳乃である。イベントで同席したベテラン漫談師・ユリオカ超特Q氏が証言する。
「僕の大学の後輩・棚橋弘至選手が主演した映画『パパはわるものチャンピオン』で共演されたんです。その舞台挨拶の司会を僕がやったんですが、人に壁を作らない人で、初対面の僕にも『ユリオカさん』と呼び掛けてくれる。で、舞台上では『セリフを噛まなかった』と豪語する棚橋に対し、瞬時に『いやいや、噛んでました』と明るくツッコんでいました」
ほかにも木村は、「スカートをはき忘れたまま、コートとタイツ姿で現場に到着」とか、芸人顔負けのエピソードトークをたびたび披露している。
東関脇は、19年上半期のテレビ出演数が111本で、ブレイクタレントの10位に選ばれた朝日奈央が射止めた。芸能評論家・織田祐二氏も太鼓判を押す。
「鼻フック、風船破裂、温泉お湯直飲み、虫を食す、小麦粉が降ってくるなど、体を張っての頑張りが目立ちます。アイドルなら気にしそうな鼻横のほくろも気にせず、女性から共感も高いです。さらにトークでは『アイドルのライブ後なんて、くっせーくっせーですよ』とか、ミキの昴生に『朝日奈央ならいつでもイケる』と言われて、瞬時に『イケねーよ!』と毒づいていました」
ジュニアモデル時代からのキャリアはダテではなさそうだ。
西関脇には一般人との結婚発表と同時にトーク番組の行列ができたあの人が──。