現在、映画館は松たか子の「お祭り状態」と言っても過言ではない。複数のヒット作に出演し、円熟味を増した演技と歌声で観客を魅了。スクリーンを独占せんばかりの勢いだ。しかも、どんな男でも目をみはるほどの「ズブ濡れシーン」まで用意されていて‥‥。
都心では、みぞれも降った1月18日。そこから週末2日間の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)が発表された。
1位に輝いたのは「アナと雪の女王2」(ディズニー)。そして、「ラストレター」(東宝)が、公開1週目にして4位にランクイン。この2つの映画の共通点は、ともに松たか子(42)が出演していることだ。
「2作品はヒットが予想されていたとはいえ、合わせて3億6000万円の興行収入を、わずか2日で叩き出したのは大したものです。松たか子が映画界から重宝されるのもうなずけます」(映画ライター)
人気アニメ映画「アナ雪2」は、タイトルにあるとおり第2弾。前作に引き続き、松は日本語吹き替え版のエルサの声と主題歌を担当した。
一方、「ラストレター」は、手紙の行き違いから2世代の恋愛と心の再生を描く物語。「岩井俊二監督最新作」と銘打たれたように、エンタメ作というよりは作家性の強い映画なのだが‥‥。
「松がモロ肌を見せるシーンがあるんです。岩井監督が描く独特な美しい世界観を期待していた観客にとっては、意外さも相まって、そのボディが目に焼き付いています」(映画ライター)
忘れえぬワンシーンとはいかなるものなのか──。
ひょんなことから姉の同窓会に出席することになった妹が松の役どころ。本当は1カ月前に姉が亡くなったことを伝えるべく向かったのだが、同窓会で思わぬ歓待を受けてしまう。姉と間違われてしまったのだ。
結果、姉の死を打ち明けられぬまま同窓会は終了。そこで、断りきれずに姉の同窓生である小説家(福山雅治)と連絡先を交換してしまう。帰宅した松に福山からのメールが届いた。
「25年間、ずっと君に恋してます」
愛の告白だったのだが、あいにく松は入浴中。夫役の庵野秀明が着信したスマホに気づき、メールを読んでしまう。
姉に間違われた事情を知りつつも、夫は嫉妬もあり、浴室の扉を開けて文面を読み上げる。
松は大慌てで湯船から身を乗り出して、
「読まないでよ!」
と、スマホを奪おうとした瞬間だった。
「スクリーンいっぱいに、松のズブ濡れのボディが映し出されるんです。伸ばした右腕からワキの下、そしてバストトップのギリギリまで迫るアングルで熟女の柔肌が拝めます。十数秒の入浴シーンですが、Dカップともいわれる全貌は見えないものの、シルエットから豊乳であることがはっきりとわかります」(映画ライター)