昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」で、3年連続総合司会を務めた内村光良。進行業務以外にもコントをこなしたりと大忙しだったわけだが、乃木坂46の楽曲「シンクロニシティ」の、乃木坂、欅坂46、日向坂46の「坂道シリーズ」合同パフォーマンスにもパフォーマーとして加わり、話題となった。
2月8日に放送された音楽バラエティ番組「坂道テレビ~乃木と欅と日向~Vol.2」(NHK BSプレミアム)では、そんな内村も参加した坂道合同パフォーマンスのリハーサルを捉えた密着映像を放送。
約80人の坂道グループメンバーが大集結した合同リハーサルでは、まず、乃木坂のキャプテンである秋元真夏が「せっかくこの3グループで出られる機会を大事にしたいなって思っているので、協力して頑張りましょう」と、挨拶。
秋元に続いて、内村にも挨拶する時間が設けられていたが、内村は「今回一緒に踊るという依頼が来た時ビックリしまして」とコラボ依頼をもらった時の率直な感想を明かし、申し訳なさそうに「足を引っ張らないように『シンクロニシティ』という素晴らしい曲を汚さないように、こんな中にオッサンが1人いるという感じで申し訳ないですけど…一生懸命踊りたいと思いますのでどうかよろしくお願いします」と、これでもかというぐらいに謙虚な挨拶をしていた。
このやたらと腰が低い内村の挨拶に坂道グループファンからは「ウッチャン、大ベテランなのに…どんだけいい人だよ」「あくまでオファーを引き受けただけ側なのに、自分をここまで下げて挨拶できるの凄いわ」「内村さんがずっとテレビに出続けられるのも納得だわ」などといった声が上がり、内村に好印象を持ったという人が多いようだ。
「本番のパフォーマンスでは最後に決め顔で笑いを取っていた内村ですが、パフォーマンスが終わると前後左右を見渡して、自身を囲むようにステージに立つ坂道グループのメンバーたちに向けて拍手を送り、メンバーたちを称える紳士な対応を見せていましたね」(アイドル誌ライター)
内村といえば、17年の紅白歌合戦では欅坂46のダンスが激しいナンバー「不協和音」を欅坂とともにコラボ披露するも、センター・平手友梨奈や鈴本美愉ら数名のメンバーが曲終わりに倒れてしまうアクシデントが発生したのは記憶に新しいところ。
「そこでも内村はパフォーマンス途中に平手に『大丈夫?』と声をかけて気遣っていましたが、実は平手ら数名のメンバーは欅坂単独での『不協和音』のパフォーマンスを終えた時点で体力を消耗してしまい、内村とのコラボする2回目の『不協和音』はすでに踊ることができないギリギリの状態だったことが後にわかっています。そこはそんな状態でもステージに立った平手らのプロ根性を褒めたいところですが、優しい内村ですから、自分とのコラボさえなければあのような事態は起こらなかったと思い込み、自分を責めてしまったはず。そんな罪悪感もあって、今回のコラボも坂道3グループが一同に会する貴重なステージということを重々理解したうえで、失礼がないように、いつも以上に注意を払って臨んだことでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
これだけグループのことを気遣ってくれるのであれば、ファンとしても決して悪い気はしないだろう。
(石田安竹)