子供が相手だと勝手が違ったのか。アイドル目指して23年のお笑い芸人・ゆってぃが、子供向けの対決型お笑い番組「わらたまドッカ~ン」(NHK Eテレ)にて、ひとり漫談芸のヒロシに惨敗を喫した。
同番組は「日本一子どもにウケるお笑い芸人」を目指して2組の芸人がネタを披露し、対決するという形式。月曜夕方の10分番組ながら人気芸人が続々出演することで、お笑いファンからも注目されているという。2月3日の放送では「ゆってぃvsヒロシ」という小学生向けとは思えない二人の対戦となったが、その内容についてお笑い系ライターが語る。
「二人ともテレビに出まくっていたのは10年以上前とあって、小学生にとっては見たことのない存在です。ヒロシのほうは『ふと気が付いたら輪ゴムで1時間遊んでいたとです』『学芸会では土でした』など、意外にも小学生に寄せたネタを披露していました。一方のゆってぃも『5歳の女の子にお仕事は人を笑わせることと教えたら、今は仕事をしてないんだねと言われたよ』という、やはり子供向けのネタを投入。対決後には番組キャラクターの“たま兄”に促された子供たちが《ワカチコワカチコ~♪》と腕をバタバタするおなじみのポーズを取る場面もありましたが、審査の玉入れではダブルスコアでヒロシが圧勝していたのです」
ネタのクオリティは二人とも往時のままで、大人の目からは明らかな優劣があるようには思えなかった。では、ヒロシが圧勝した要因はなんだったのだろうか?
「玉入れの様子を見ていると女児はほとんどがヒロシのかごに玉を投げいれており、一方の男児は半々といった感じ。つまりヒロシは女性票で勝利を収めた形です。そのヒロシは48歳で、小学生にとっては老けたお父さんほどの年齢ですが、ゆってぃに比べるとかなりのイケメンに見えたのでしょう。ようするに顔面の差が勝敗を分けたわけで、ゆってぃにとってはなんとも残念な結果となりました」(前出・お笑い系ライター)
ちなみにゆってぃが「最高月収は200万円」と告白したことがあるのに対し、ヒロシのほうはなんと月収4000万円にも達していたという。どうやら大人からの評価でも子供への受けでも、イケメンは何かとお得なようだ。
(金田麻有)