「エンタの神様」「笑いの金メダル」「爆笑レッドカーペット」など、かつての人気お笑い番組から次々とブレイク。多くの人々を熱狂させ、笑いの渦を巻き起こすも、早々にテレビから消えていった一発屋芸人たちの現在を紹介していく。
まずは、04年に「ヒロシです…」の決め台詞と自虐ネタでブレイクしたヒロシ。当時の最高月収は約4000万だったというが、ひと波去った後は釣り番組への出演が主な仕事で、時には月収0円という時期もあったという。近況としては、カラオケ喫茶「ヒロシのお店」を6月にオープンさせている。同店では不定期でヒロシのプチライブを開催しているとのこと。
ほぼヒロシと同時期にブレイクした“ギター侍”こと波田陽区。こちらは最高月収2800万ほどだが、豪遊していたため貯金もほぼない状態のようだ。一時期はけん玉を使った漫談をしようと一念発起し、月謝5000円のけん玉教室にも通っていた。16日に放送されたバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、YouTuberとして活動していることが紹介された。しかし、ネタのクオリティもヒドいもので低評価を連発。ただし今回の放送の影響もあってじわじわとアクセス数を伸ばしており、再浮上に望みを繋げたという形だ。
その他では「キレてないですよ」という言葉が「縁が切れない=縁起がいい」という理由で、結婚式のゲストに引っ張りだこなのが長州小力。偶然とはいえ、言葉のセンスも生き延びるのに重要な要素のようだ。また、営業で儲けまくりと言われているテツandトモは日本のみならず、ハワイのイベントにも出演するなど、相変わらず絶好調。ちなみに、16日に行われた第6回AKB48グループじゃんけん大会には小梅太夫がサプライズで現れ、ファンたちを驚かせている。もちろん、驚いただけではあるが‥‥。
なんだかんだで今回紹介した一発屋芸人たちは今なお、活動を継続している雑草魂を持つ者たちばかり。ダウンタウン・松本人志も一発屋芸人を「マイナス要素をプラスに変える、やっぱりたくましい」と評価するなど、世間が彼らに向ける見方もいい方向に向かっている。「世界一周はふつうのバカ、世界二周してこそ本物のバカ!」とある人物が言っていたが、彼らにもぜひ二周目が訪れてほしいものだ。
(本多ヒロシ)