千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希の高知遠征帯同が決まった。2月22日からの埼玉西武2連戦ということで、松坂大輔とのコンタクトも予想される。平成、令和の怪物同士の会話にも注目が集まりそうだが、実現すれば、“アノ話”もざわついてくるだろう。
「話が弾めば、佐々木のほうからメジャーリーグの質問も出そう。元メジャーリーガーの松坂から日米の野球観の違い、渡米前にやっておくべきトレーニングなんかもアドバイスされるかもしれません」(ベテラン記者)
一部メディアでも伝えられているが、目下、佐々木の関心はサプリメント。先輩投手の種市篤暉、古谷拓哉らと同じテーブルに着き、彼らが服用しているサプリメントの効果などを積極的に質問しているという。
「ドラフト指名後、佐々木は栄養学の本を読むなど、独学でサプリメントのことを勉強していました」(地元関係者)
佐々木がサプリメントに関心を抱いていると知って、ピンと来た関係者も少なくない。メジャーリーグの球場施設内には「サプリメントバー」が常設されていて、全選手が、まるでスナックでボトルキープをするように愛飲のサプリメントを置いている。専門知識を持ったトレーナーが選手側から指示を受け、愛飲サプリメントに滋養回復、筋トレ準備などのためのプラスアルファーの栄養剤を加え、ミキサーでドリンクを作っているそうだ。
近年、日本でもベンチ裏やブルペンにサプリメントや糖分補給のためのアメが常備されるようになってきた。
「メジャーでは、サプリメントが“ボトルキープ”されているように、一流選手たちは栄養、スポーツ科学に関する知識も持っています」(前出・地元関係者)
種市はオフの間、米国トレーニング施設が提唱する器具を使うなど、メジャー流の練習方法も勉強しているという。将来のメジャーリーグ挑戦を目指す佐々木は良き先輩を持ったようだ。
「ロッテ投手陣を預かる吉井理人コーチも元メジャーリーガーですが、『コーチと選手』の関係もあるので、米球界の質問はできません。松坂は『来る者、拒まず』の性格なので、質問されたら、何でも答えるでしょう」(前出・ベテラン記者)
佐々木のサプリメントへの関心も、たどり着くところはメジャーリーグだ。松坂の口からメジャーでの体験談が出たら、佐々木の米球界志望は膨らみ、「すぐにでも行きたい!」なんて言い出すかもしれない。両怪物のコンタクトが“危険”だ。
(スポーツライター・飯山満)