女優の小池栄子が2月23日、東京都内で開催された映画「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」の舞台挨拶に出席。新型コロナウイルスの蔓延が進む中、客席を埋めた満員の観客に思わず感激している。
日々、国内での感染者数が増加の一途をたどっていることから、主要なイベントやライブも続々と開催中止の判断が下されている中、小池は「本当にお客さんが来てくれるのか、連日のニュースを見るたびに不安だった」「本当に感激しています。もう、ウルウルしています」と涙を浮かべる様子を見せると、共演した俳優の大泉洋も「ボクもウルウルしてます。半分くらいしかお客さん来てくれないんじゃないかと」と“泣き真似“で追随。
「本当にずるいなお前」「小池栄子の株だけが上がるなんて悔しくてしょうがない」と先に涙を流した小池に負けじと慌てて涙を流す仕草で観客を笑わせていた。
「今回の騒動によって映画館からは客足が遠のき、この時期に公開となってしまった『グッドバイ』は確かに不運だったのかもしれません。ところが、一方では、この今の時期に密室の映画館で舞台挨拶を敢行し、“満員御礼“を泣きながら喜んだ小池には疑問の声も出てしまっています。政府は民間レベルでのイベント主催を中止することを強制こそしていませんが、そのイベントを開催する意義などを十分に考慮するよう忠告しており、屋外でのイベントですら泣く泣く中止せざるを得ない状況に追い込まれている中、今回のような映画館での舞台挨拶に対しては『感染しに行くようなもの。こういう時こそ“自粛“だろうと思う』『人が多く集まるイベントは自粛要請ではなく強制的に中止や延期にしてほしい』『小池さんの気持ちはわかるけど、今は映画館に行かないほうがいい』との指摘が寄せられています」(テレビ誌ライター)
中には、小池に対して“満員で感動している場合ではない“といった不謹慎だと指摘せんばかりの極端な意見まで見受けられ、世間には、人混みと密室に対しては過敏になっている人が相当増えているようだ。小池に落ち度があるかのようにまで指摘するのは行き過ぎの感もあるが、満員であればあるほど感染のリスクも高まってしまうのも事実。こうしたイベントの中止も含めた対策について、より慎重に考慮されることが必要になっていくのかもしれない。
(木村慎吾)