音楽家活動のかたわら、歯に衣着せぬ物言いでバラエティー番組を席巻する高嶋ちさ子。良家に生まれ名門の米大学院を出た、誰もがうらやむ経歴の持ち主である。だがカネとオトコに関しては、イジメられたい男性なら泣いて喜ぶような「ドSな遍歴」があった。
〈失業中なのに、食欲と購買意欲だけはある私。今月見越して、先月買ったもの全部返したい。破産するかもだよ〉
高嶋ちさ子(51)がツイッターで先頃、金欠を訴えた。コロナウイルスの蔓延で予定されていたコンサートは軒並み中止。おかげで、バイオリニストとして「失業中」ということらしいが、「破産」はちょっとオーバーではないのか。
目下、その猛女ぶりが世間でウケて、「副業」のほうが絶好調なのである。民放局関係者が指摘する。
「今や『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)、『有田哲平と高嶋ちさ子の人生イロイロ超会議』(TBS系)と、テレビのレギュラーを2本抱える売れっ子です。常々、『コンサートを満席にするためにタレントをしている』と言うだけあって、コンサートは年間100本ほど行っています。確かに、中止や延期となるのは痛いでしょう。しかし、本職のギャラが年間約5000万円とみられており、今のペースでバラエティー番組に出演していけば、タレント業だけでバイオリニストとしての収入に追いつきます」
しかも、この2月から「たかの友梨ビューティ─クリニック」のCMも射止めた。
「契約金は1500~2000万円ぐらい」(民放局関係者)だそうで、発表イベントで高嶋は終始、上機嫌だった。
「(これまでCMに出演していたモデルの)ミランダ・カーの次と人に言いたくて今まで我慢してきた」
「かかとのクリームを顔に塗っていたほど美容に興味がなかったけど、美に目覚めた。たかの友梨ビューティークリニックのエステを受けて2キロ痩せた」
すっかり毒舌は鳴りを潜め、リップサービスを全開にするほど。
「それだけでなく、1736年製のストラディバリウスで生演奏を披露。その音色もみごとでしたが、ワンショルダーの赤いロングドレスでコンモリとしたバストを強調させて、美熟女と称されるにふさわしいボディラインまで見せてくれました」(スポーツ紙記者)
CM契約料という大金を手に入れた喜びを、全身で表現していたというのだ。
13歳の長男を米国へ留学させるなど教育資金がかかるとはいえ、あまりある稼ぎっぷり。金に困っていることなどないはずなのだが‥‥。
「高嶋は『あったらあっただけ使っちゃう』と番組で公言しています。それは若い時から変わっていなくて、28歳で初めてCM出演が決まった時、その契約料を見せられて、『そんなにもらえるの!』と喜びいさんで、そのまま高級車ベンツを買いに行ったそうですから。宵越しの金は持たない主義は一貫しています」(スポーツ紙記者)
現に、3月5日に更新されたインスタグラムで〈マスクしてデパート行って爆買いして経済回して良いですか?〉と記している。新型肺炎による自粛ムードにあっても、きっぷのよさに変化はないようだ。