お笑いコンビ「TKO」の木下隆行が、3月15日をもって所属事務所の松竹芸能を退社。同社では所属タレントの一覧から「TKO」を削除し、相方の木本武宏のみが笑福亭鶴瓶やよゐこらとともに“タレント”の欄に掲載されることとなった。
「木下の在籍時にはコンビのTKOとして掲載されており、どう変わるのかが注目されていました。松竹芸能ではTKOのコンビ活動は継続するとアナウンスしているものの、その存在は抹消した形です。プロフィールのページでは名前が『木本武宏』なのに対して、そこからリンクしているPDF版では『木本武宏(TKO)』となっており、事務所側としてもまだ統一しきれていない様子もうかがえますね。しかし、出演実績はすべて木本単独のものばかりですし、事務所としての扱いは完全にソロタレントだと言えそうです」(芸能記者)
木下が退社したにもかかわらず「TKO」の名前を残すことには理由がありそうだ。大手CATVのJ:COMでは毎週日曜日、TKOがナビゲーターとなってUSJを紹介する番組の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでTKO」を放送中。番組公式サイトには木下がバンバン登場していることから、TKO自体を解散させるわけにはいかないようだ。
ただし同番組でも木下は19年9月の放送を最後に出演しなくなっており、もはや木本の単独MCと化しているのが現実。あとはどこかのタイミングでタイトルを変えれば、木本のソロ冠番組に衣替えすることも可能だろう。そうなると最後は木本自身の決断で、TKO色を払拭することができるというのである。
「木本のツイッターアカウントは《@TKO_KIMOTO》となっており、TKOのメンバーであることをアピール。ただツイッターのアカウント名はいつでも自由に変えることが可能で、それまでのツイートやフォロワーには何の変化もありません。そのため木本がアカウント名から“TKO”の文字を外した時こそが、松竹芸能から完全にTKOの痕跡がなくなる時だと言えるかもしれません」(前出・芸能記者)
なお松竹芸能には“TKO木下の母”こと木下定子が、経営者という立場で文化人として在籍。こちらのプロフィールにはTKO木下の名前もしっかりと載っている。さすがに子供の不祥事を親にまで結びつけるようなことはしないようだ。
(金田麻有)