仰天の番組改編で「夜の看板」から「朝の顔」にトレードが決まったNHKの桑子真帆アナ。局内では事実上の「エース降格」とも言われる中、このまま残留するのか、それともフリー転身で巻き返しを図るのか。その鍵を握るのは、先輩・有働由美子だった。
「なんでこんな改編なんだろう‥‥」
酒席で仕事仲間にポロリと愚痴をこぼしたのは、NHKの桑子真帆アナ(32)だ。おそらく本人にとっても寝耳に水だったのだろう。
3月30日からNHKは、「ニュースウオッチ9」の桑子アナと「おはよう日本」の和久田麻由子アナ(31)の番組MCをチェンジすることを決めたのだ。
春の番組改編でいちばんのサプライズと言える、異例の交代劇は何を意味するのか。女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏はこう読み解く。
「NHK局内で報道番組は、『ニュースウオッチ9』と『ニュース7』が花形と呼ばれ、『おはよう日本』は情報色もあり、3番手の印象が強い。それを考えると、桑子アナが『おはよう日本』に異動するのは、和久田アナとのエース交代を意味するとみられます」
NHKの看板アナといえば、情報番組「あさイチ」でブレイクした有働由美子(50)が知られているが、18年3月に退社。その後釜として桑子アナが「エース候補」の期待を背負って起用されていた。
実際、「ニュースウオッチ9」に抜擢された17年から2年連続で「紅白歌合戦」で総合司会を務めており、
「18年は視聴率40%を超えたので、翌年もてっきり桑子アナとばかり思っていました。しかし、19年は和久田アナが指名され、驚きましたね」(NHK関係者)
令和最初の紅白の総合司会を奪われたどころか、このタイミングでの看板アナ交代劇。これで、東京五輪の番組MCも和久田アナが大本命に躍り出たのだ。
「19年の紅白は、第2部こそ37.3%で過去最低でしたが、和久田アナの評価は下がっていません。社風か、上層部には『東大出身好き』が多く、東京外国語大卒の桑子アナより、東京大学経済学部卒の和久田アナを推す声が大きい。本人にとっても配置換えは朗報だったと思います。15年から『おはよう日本』のキャスターを担当していますが、以前から夜の番組を希望していたと聞きます。それを局がかなえたのは期待の表れでしょう」(NHK関係者)
和久田アナが出世街道を突き進む中、桑子アナがエースの座を明け渡したのは、私生活も影響しているようだ。
「18年にフジテレビの谷岡慎一アナ(33)とわずか1年でスピード離婚。多忙によるすれ違いが理由とされていますが、一説には桑子アナの男遊びが原因とも言われ、夜遊びをさせないために局が取った策が朝番組への配置転換だという声も出ている」(芸能記者)
2月中旬に更新された「ニュースウオッチ9」のインスタグラムでは「新旧エース」がツーショットで登場。桑子アナが番組の心得を伝授していたが、その笑顔とは裏腹に、根強くフリー転身がささやかれているのである。