新型コロナウイルスの影響により、史上初の「無観客開催」となった去る3月8日放送の「R-1ぐらんぷり2020」(フジテレビ系)。
昨年まで司会を務めていた雨上がり決死隊の宮迫博之も不在と異例ずくめの中、結果は「自作ゲーム」ネタを披露したマヂカルラブリーの野田クリスタルが優勝。
その後、野田は同局の「ワイドナショー」にゲスト出演するなど一躍大注目を集めている。
今回のR-1について「ネット上では『おもしろくなかった』と辛辣な声が目立ちますが、現場では『意義のある大会だった』と評判ですね」と明かすのはテレビ関係者だ。
「今後、優勝した野田はゴールデン帯でも活躍するに違いありません。また、惜しくも最終決戦には進めませんでしたが、多くの視聴者票を獲得したワタリ119はネタ番組で引っ張りだこになるはずです」
そして実は、「トップバッターとして登場し、ほとんどウケず大惨敗を喫した女芸人・メルヘン須長も『ブレイク間近』と見られている」(前出・テレビ関係者)という。
沢口靖子のモノマネを交えて“SNSあるある”ネタを披露したものの、審査員から1ポイントも獲得できなかったのだが─。
「彼女は芸人としてではなく女優の仕事が急増しそうなんです。系列事務所の先輩である元『アリtoキリギリス』の石井正則のように役者として目が出るタイプ。今回のR-1で知名度が上がり『女優業進出』が加速するでしょう」
無観客でも開催した意義はあったようだ。
(牧マコト)