ホリエモンこと起業家の堀江貴文氏が、新たな分野に挑戦することが明らかになった。何と吉本興業主催の「R-1ぐらんぷり2018」に“ピン芸人”として参戦しているのだ。同大会は“ひとり芸の日本一”を決める、ピン芸人にとっては登竜門的大会。過去にだいたひかるやアキラ100%も優勝している。堀江氏は去る1月9日、東京・新宿シアターブラッツで行われた第1回予選に出場。
「黄色い帽子にシャツ、半ズボン姿で現れた“小学一年生の堀江少年”は“将来の夢”について作文を朗読。なりたい職業は、プロ野球選手と芸能人と前置きして、なれなかったらプロ野球球団やテレビ局を買収したいと言うオチです。フジテレビを買おうとしたら怒られるかな、といった自虐ネタも飛ばしていました。5回勝ち抜けば、今春に予定されている決勝大会へ出場。優勝したらフジで冠番組が用意されるとあって、ヤル気満々のようです」(スポーツ紙記者)
R-1は、落語、一人コント、ものまね、フリップ芸、マッパ芸など何でもアリ。今後どんなネタを披露してくれるのか、今から楽しみだが、それにしても、なぜ急にお笑い界に打って出たのか。
「堀江氏は、アイドルグループのプロデュースもしています。昨年オーディションを行い、11月には東京・六本木において自身が生み出した『東京藍小町』と『九尾狐(QPICCO)』のお披露目イベントも行っています。今回の『R-1ぐらんぷり』でどこまで行くかは未知数ですが、ひょっとしたらこれを足掛かりにお笑い芸人のプロデュースも考えているのでは…」(放送作家)
堀江氏の半生はIT企業「ライブドア」の経営に球団やフジを巡る買収騒動、衆院選出馬、そして証券取引法違反容疑による逮捕など、まさに波瀾万丈。それだけに、ネタは豊富に違いなく、お笑い界にどんな一石を投じてくれるのか。それを知るためにも、今回の「R-1ぐらんぷり」から、ますます目が離せない。
(窪田史郎)