ザ・ドリフターズのメンバーでコメディアンとしても活躍した志村けんさんが3月29日23時10分、亡くなったことが30日に発表された。70歳だった。
志村さんは3月17日から倦怠感があり、19日には発熱や呼吸困難の症状があらわれた。20日に都内の病院に搬送され、重度の肺炎との診断を受けて入院。新型コロナウイルス感染が疑われたため検査した結果、23日夜に陽性が確認され、25日に所属事務所が感染を公表していた。
志村さんの訃報に、各局情報番組のMC及び出演者は絶句。「スッキリ」(日本テレビ系)では、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜が号泣するなど、動揺と悲しみが広がっている。それは芸能界だけではない。
「この報に、ネット民からも『志村けん自身無念でしょうがないだろう。まだまだこれから世の中を明るくしていくと思ってたのに。もう見られないのかと思うと本当にショックで悲しい』『小学生の頃、「8時だョ!全員集合」からずっとファンでした。ご冥福をお祈りします』『信じられない。本当に悲しいし残念です』など弔意をあらわすコメントが多数寄せられています。また、不要不急の外出自粛を求めているにもかかわらず、単に遊ぶために出掛けている人に対しても『いまだにウロウロ外出してる人たち、こういう不幸が少しでも減るように、自覚を持って行動してほしい』など、呼びかける声も少なくなく、改めて新型コロナウイルスの怖さを思い知ったようです」(芸能ライター)
志村さんの死を無駄にしないためにも、周囲に感染させないためにも、必要な自粛についてはその徹底が求められる。