国民的番組だった「8時だョ!全員集合」(TBS系)の全盛期、ドリフ5人の遊び方は想像を絶するスケールだった。
激務の合間を縫って年に3~4回はラスベガスに招待を受け、ドリフ全員でカジノ豪遊。近年、加藤がテレビ番組で明かしたが、移動の飛行機はファーストクラス、ロスからベガスまではプライベートジェットが迎えに来て、超高級ホテルのスイートも無料だったという。そんな、遊びにも全力投球する姿勢は、最若手メンバーの志村にも受け継がれていた。
「いちばん飲んだのは『加トケン』(TBS系)や『だいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)やってる頃だったね。仕事がムチャクチャ忙しいと、頭を切り替えるためにかえって飲む。田代まさしや桑野信義たちを連れて、朝まで飲んでいました。収録が終わるのが深夜2時頃。それでもクラブやディスコなど最低3軒は行きましたよ。一晩に100万円くらいになるんじゃないかな。税務署から『二次会まではOKですけど、三次会は経費として認められません』って言われた」
さらには、
「(片岡)鶴太郎とクラブに行って、横についた女の子がショータイムのために着替えに行ってるすきに、その子のグラスにポコ○ン入れたり、ショーのリハーサル中にスカートの真下に入ったり‥‥と2人で大騒ぎしたな」
生涯独身を貫いた志村だったが、それはネオン街への愛着が人一倍強すぎたゆえのことだったのか。志村の飲みっぷりをよく知る民放局関係者が明かす。
「真っ赤なウインナーが出てくるような安居酒屋でもよく飲んでいましたが、やっぱり通い詰めるのは女性がいる店。かつてはお決まりの酒が高級胡麻焼酎の『紅乙女クリスタル』で、水をちょっとだけ入れて混ぜずにほぼロックで飲むんです。一時期通っていた高級クラブは、店内に大きな水槽があって、その中でロシアン美女が泳いでいるようなすごいところでした。酔いが進めば、おふざけでホステスのお尻やオッパイを触ります。それで女の子が嫌がると、芸人のサガなのか、フルーツ盛りを注文して、ボトルの酒を全部その器にぶちまける。そんな『怒っちゃやーよ』と言わんばかりの破天荒なパフォーマンスもやっていた。最近はよく知られているように、麻布十番のガールズバーにハマッていましたね」