もう、かつてのような太川陽介は2度と見られないのか。バス旅ファンから太川の老化を心配する声が上がっている。
4月8日、「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」(テレビ東京系)の最新回が放送された。太川は路線バスチームのリーダーとして、メンバーたちを牽引した。だが、らしくないミスを連発。番組からも「ちょっと様子がおかしい」と指摘されている。
最大のミスは旅がスタートした直後に起きた。太川はスタート地点の群馬県富岡製糸場から軽井沢方面を目指すにあたり、まず妙義神社まで行き、そこから歩いて磯部温泉へ向かい、バスに乗って横川駅を目指すルートを選択。これだと歩く距離は10キロになる。だが、妙義神社から徒歩で直接横川駅まで行けば、歩く距離は7キロで済み、時間も大幅に短縮される。こちらのほうが明らかにいいルートだ。番組からも「リーダーはどうしちゃったんでしょうか」とつっこみが入った。
「どうやらルイルイは妙義神社と一之宮貫前神社を間違えていたようなんです。一之宮貫前神社は富岡製糸場から西に約2.8キロほど行ったあたりにある神社なので、そこから横川まで歩くのは無理だと判断し、磯部温泉を目指すことにしたようです」(テレビ誌ライター)
結果、バスの運転手にルートを確認している時、話が噛み合わないことで間違いに気づき、あわててルートを修正。これは、事なきを得た。
が、その後もミスを連発。上田駅でルート探しに夢中になり、バッグを置き忘れそうになるところだった。青木のバス停でも忘れそうになっている。
さらに1日目の夜、鉄道チームに電話をかけて状況を探った時のこと。太川は電話を切ったつもりになっていたが切れておらず、あわや相手チームに会話を聞かれてしまうところだった。「ボク、スマホはダメなんだって」と釈明したが、これも、らしくないミスだった。
「ミス連発の原因はいくつか考えられます。まずは太川の衰え、老化です。太川は昨年から物忘れがひどくなっていて、昨年3月に放送された『太川・蛭子 ローカル鉄道寄り道の旅』(テレビ東京系)ではリュックを民家に忘れるという失態をしています。これ以降、ミスが増えたような気がしますね。もう1つは焦り。この路線バスVS鉄道乗り継ぎ旅はすでに2回放送されていますが、すべて太川の負け。今度こそは勝ちたいという焦りがミスを生んだのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
それでも太川チームは初勝利を収めている。衰えはあるものの、バス乗り継ぎの手腕は健在のようだ。現在61歳の太川の「次回の戦い」に期待したい。