新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレビ局も情報番組などでは、キャスター同士の距離をおく、出演者の1~2人をスタジオ外からワイプ(小窓)の映像で映すなど、感染拡大防止策を講じている。
一方で、疲れた世界を元気づけようと、さまざまな企画もスタート。「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、「おうちで楽しもうWEEK」と(テレビ画面上の番組表で)銘打って、外出自粛を喚起している。
その一環として誕生した新企画が、トップアスリートが教える「おうちトレーニング」。在宅で運動不足気味になっている人のために、簡単にできるエクササイズなどをVTRで紹介するというものだ。
4月13日の早朝に登場したのは、千葉ロッテマリーンズのゴールデンルーキー・佐々木朗希と、サッカーブラジル代表のネイマールだった。
佐々木が披露したのは肩甲骨のストレッチ。両腕を背中側に伸ばしたうえで、さらに「押してもらうんです」と本人が解説した。
と、ここで、チームメイトなのか番組取材スタッフなのか、誰かが、佐々木の左右のひじをくっつけるように内側に向かって軽く押してあげる映像が流れたのだ。
「朝5時頃とはいえ、全国で何十万もの人『それ、濃厚接触じゃない?』と突っ込んだんじゃないですか。あくまで想像ですが、もしかしたらこの映像は佐々木のたぐいまれな肩甲骨の可動域のすごさを取り上げるための別企画として事前収録してあったんじゃないでしょうか。というのも、この日の放送は、外出自粛を訴え、『家で濃厚接触せずにできる運動』を紹介する新コーナーの第1回目。それまであった“素材”をうまくつかって、各界の至宝をキャスティングした形にしたかったのでは…」(芸能記者)
ちなみに、佐々木の次に登場したネイマールは自宅でソファーに座ったままのリフティングを教えていた。
VTRの直後、スタジオのアナウンサーは、佐々木の映像について、「あれくらい柔らかいと160キロ(のスピードボールを)投げられるんですね~」とコメントしていたが、「突っ込むところが違う!」とテレビの前の視聴者は思っていた!?