コロナ禍でプロ野球の開幕は不透明になっている。開幕日が決まっていないから調整方法も難しい中、ついには球界から感染者まで出てしまったから事態は深刻である。
そんな中、千葉ロッテマリーンズでは「うれしい悲鳴」を上げそうな事態が起きていたという。
「マイペース調整を続けていた黄金ルーキー・佐々木朗希の育成に十分な時間ができて『開幕に間に合ってしまうかも』と困惑しているんです。実際、現時点ですでに、一度は開幕投手として発表された美馬学よりもすごい球を投げていると評判になっている」(球界関係者)
本来ならばシーズン途中のデビューだったはずが前倒しになるのであれば、喜ばしいばかりではないのだろうか。
「いや、ロッテは入団条件として、佐々木の高校2年時より動作解析データを集め、誰よりも佐々木の体を知り尽くしているとされる筑波大教授の育成プランを受け入れているんです。結果、1年目は1、2軍併せて年間50イニングしか投げられない。仮に開幕から快投を続けても、ほどなく休養となってしまう可能性が…」(前出・球界関係者)
球界は「悩ましい問題」ばかりを抱えているのである。