春に放送されるドラマのドタバタ状態が続いている。
「真っ先に音をあげたのがTBSの『半沢直樹』。前作は空前の42%の最高視聴率を記録し、“倍返し”のセリフは流行語にもなる社会現象を起こしたドラマの7年ぶりとなる続編ですが、新型コロナの影響で大規模なエキストラを入れての撮影、ロケ地などの許可が取れず、ついに4月19日からの放送を断念することになりました」(芸能ライター)
TBSは、代わりに同じ池井戸潤原作で阿部寛主演の「下町ロケット」の特別編で場をつなぐ他、多部未華子主演の「私の家政夫ナギサさん」、綾野剛&星野源W主演の「MIU404」の初回放送も延期に陥った。
また他局でも、石原さとみ主演の「アンサングシンデレラ」(フジテレビ系)、篠原涼子の「ハケンの品格」、中島健人&平野紫耀W主演の「未満警察 ミッドナイトランナー」(ともに日本テレビ系)、田中圭主演の「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」(テレ東京系)も同様に延期と、まさにテレビ界は非常事態となっている。
「春ドラマの目玉候補がバタバタと倒れていく中、意外にも健闘が期待されているのが、4月18日スタートの『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)です。ドラマは昨年歌手の浜崎あゆみが突如著した自伝的小説が原作。音楽プロデューサーと浜崎が不貞関係だったことが明かされ話題となりました。誰があゆ役を演じるのかと思ったら無名の歌手・安斉かれん。しかし注目は、音楽プロデューサーの秘書役の田中みな実なんです」(前出・芸能ライター)
秘書役は実は原作にはなく、田中のために作られた役なのだという。
「もちろんこの秘書は、予想通り主演をいびり倒す悪女ぶり満載の役なんです。田中はこれまで『痛快テレビ スカッとジャパン』(フジテレビ系)の再現ドラマや『絶対正義』(同)などでも演じた悪女役はお手の物ですが、今回はさらに輪をかけ、主演女優に『ゴキブリ』、『泥棒』など罵るという極め付けの最強悪女。滅多に音を上げない田中も『現場行くのが恐~い』と悲鳴を上げているそうですよ」(テレビ誌ライター)
60万部写真集に次ぎ、ドラマでも田中が爪痕を残すことになるか。