一方、若手女優の場合はみずからのコンプレックスを「お直し」することで、より魅力的な女性を演じる場合が少なくない。
「女優の広瀬アリス(25)はバスケットボールで鍛えたたくましい二の腕がどうもコンプレックスのようなんです。モデル出身の彼女は、ノースリーブのドレスなんかもさらりと着こなしますが、二の腕が強調されるのが嫌いみたいで、修整が大前提。小学生の時にかなり真剣に水泳もしていたので、肩幅が広いスイマー体型。それが気になるようですね。ただあまり修整すると、むしろ健康美が損なわれるので注意が必要ですが‥‥」(芸能ライター)
御年52歳にして、いまだアイドル時代の雰囲気を漂わせる「ナンノ」こと南野陽子も、当時のイメージを維持するために、写真の仕上がりには人一倍気をつけるタイプだという。女性誌編集者がぶっちゃける。
「脚が太いのを気にしていて『絶対に脚は撮らないで!!』と口うるさいのは有名な話。シワ、シミ、毛穴、肌の質感、くすみなど、修整箇所が多岐にわたるので、カメラマン泣かせですよ」
そんな南野も、デビューから水着姿でスターダムを駆け上がった一人。ここまで修整にこだわるようになったことには、当時のコンプレックスが影響しているのかもしれない。
「彼女がデビューした時はそれほど『カラダ修整』をする習慣がなく、体の赤みやあざなどをそのまま掲載することも少なくなかった。しかも南野さんはお嬢様学校出身で、ほとんど世間知らずで業界に飛び込んできたから、ムダ毛のお手入れも自己流だったといいます。なので、当時のグラビアでは、カラダの産毛までそのまま映っていたんです。後年になって、それを見た本人がかなりショックを受け、『カラダ修整』には気を遣うようになったとか」(ベテランカメラマン)
そんな南野と日曜劇場「半沢直樹」(TBS)の続編で共演予定の今田美桜(23)は、若手女優として売り出し中。その愛くるしいルックスとパーフェクトなマシュマロボディを披露した写真集「今田美桜写真集 ラストショット」(講談社)が累計発行部数5万部と好調だが、その裏には人に言えない苦労もあるようで、
「去年、突如ブレイクして以降、一気にスターダムを駆け上がったので、ドラマ、CM、ファッション誌など多忙を極めています。睡眠時間を削られているせいか、目の下のクマや目の充血を取るように指示が入ります。若いのでシワやシミはほぼないんですけどね」(女性誌編集者)
コロナの影響で睡眠時間を確保できるようになったのでは‥‥。クマが消えるか、未来のスター女優の目元にも注目だ。