新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日にこの世を去った志村けんさん。
4月1日放送のフジテレビ系「志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう」を皮切りに各局で追悼番組が放送されている。
中でも同4日に放送された「天才!志村どうぶつ園」の特番「大好きな志村園長SP」は番組史上最高となる視聴率27.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)をマーク。志村さんの存在感があらためて浮き彫りとなった。
そんな中、去る4月29日にフジテレビでスタートした志村の新番組が「志村友達」だ。
死の直後にスタートする「異例の冠番組」についてテレビ関係者が解説する。
「1996年から放送された『Shimura-X』(フジ系)以来、シリーズ18作目となる深夜番組です。番組開始は以前から決まっていたのですが、志村さんが急逝されたことで当初の予定を変更し、千鳥の大悟とアンタッチャブル・柴田英嗣をMCに置き、志村さんにゆかりのある人物を招いて過去のコントを一緒に見る内容となりました」
初回放送のゲストはダチョウ倶楽部の肥後克広と上島竜兵。前出のテレビ関係者は「『過去のコントを見ながら志村さんの思い出話をする』という内容は、コロナの影響で屋外ロケが不可能な現在において絶妙なコンセプト。非常極めて評判が良く、今後は『まさかの展開』もあり得るかもしれません」と語る。
まさかの展開とは。
「『ゴールデンタイム進出』です。コントの質が高いのは言うまでもなく、出演者による志村さんを巡るエピソードがことごとく面白い。ドリフ世代ではない若い視聴者も志村さんの面白さに魅了されるはずです」(前出・テレビ関係者)
亡くなってもなお、志村さんは「健在」と言えよう。
(山倉卓)