お笑いタレントのヒロシが4月29日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にゲスト出演し、キャンプのためにわざわざ自分の山を購入した経緯について説明している。
ソロキャンプやアウトドアを楽しむ様子を発信するYouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」を運営し、67万人もの登録者を抱える“人気ユーチューバー“のヒロシ。昨年9月にはついに「山林購入」と題した動画もアップし、“マイ・山“の購入を報告していたが、その理由について「今、キャンプがすごく流行していて、普通のキャンプ場に行くと、『ヒロシだ、ヒロシだ』って勝手に写真撮られたりするんで。常々、自分の山がほしいなぁって思っていた」と語った。
続けて、「ボクは独りが好きですね。人といると結構、争い事とか揉め事とかあるんで」と“ソロキャンプ“が性に合っているとし、司会の黒柳徹子から結婚願望の有無を尋ねられると、「もうまったくないですね。休みのたびに買った山に行くんで」と結婚の可能性を一蹴。「『一緒にキャンプに連れてって』っていう人が現れたら連れて行く?」との質問にも、「いやぁ、やっぱり独りの時間を過ごしたいっていうのが強いですね」とあくまで“独りキャンプ“の方針を崩すつもりはないようだ。
「都会の喧騒から離れ、静かな環境を楽しむのがソロキャンプの醍醐味ですから、究極的には自らの山を持ちたくなるのはある意味納得の理由ですが、実際に購入することができるのはごく一部の恵まれた人だけでしょう。しかも、現在のコロナ禍では、山にこもっている限り、他人にコロナを移す危険性も無ければ、自分が罹患するリスクもかなり低い。決して安い買い物ではなかったのかもしれませんが、大好きなキャンプをコロナ禍でも安全に楽しめるうえに、YouTube動画のネタにもなります。長期的に見て、抜群のコスパになるでしょうね。ネットでも『世知辛い世の中からの隔絶もそうだが、今の世情にぴったりとはまった理想の生き方だと思う』『マイ山なら密にならんし、誰にも迷惑かけへんし』『自粛中でも堂々もキャンプ楽しめますね』などとうらやむ声が出ています」(テレビ誌ライター)
多くのお笑いタレントが活動の幅を狭められている状況の中、“マイ・山“を所有するヒロシは直近1カ月にも8本ほどのキャンプ動画を投稿し、多いものでは60万回もの再生数を記録している。
誰にも迷惑をかけずに己の趣味を謳歌し、それが経済活動にも直結しているとは、今やヒロシはパーフェクトな“勝ち組芸人“になったと言っても過言ではないだろう。
(木村慎吾)