今週はドバイワールドカップミーティング。アラブ首長国連邦のドバイにあるメイダン競馬場を舞台として、5つのGⅠと2つのGⅡが国際招待競走として開催される。日本馬は総勢25頭。現地では宗教上の理由で馬券の発売はないが、日本ではドバイワールドカップなど、4競走の馬券が発売される。
また、英国などではブックメーカーが独自のオッズで馬券を売っており、その気になればインターネット経由で日本でも買えるはずだが、これはいわゆるオンラインカジノに分類されるもの。くれぐれも手を出すのはヤメてもらいたい。
このドバイ諸競走は、昨年までは高松宮記念の週と重なっていたものだが、今年は1週ズレて大阪杯バッティング。坂井瑠、ルメール、川田、戸崎、武豊といった人気騎手が不在だが、代わりにモレイラが高松宮記念から短期免許で来日している。今週は意外な乗り替わりが多数発生しているが、そこは深読みしすぎないほうがよさそうだ。
昨年の覇者ベラジオオペラは、その後3戦して勝ち星はないが、上村調教師は「夏場がまったくダメな馬。逆にこの時期は本当に状態がよくて、雰囲気からして全然違います」と、連覇に確かな手応えを語っている。
上村師はその成績もさることながら、コメントの正確さでも特に際立つ人。職人だけが感じ取ることができる愛馬のデキのよさを、こういう言葉で表現してもらったら、そりゃ信じたくなる。
3戦未勝利とはいっても、宝塚記念3着、有馬記念4着など、負けたレースの中身も十分に濃い。連軸はあっさり決定。
ステレンボッシュは、香港ヴァーズからの継続でモレイラが騎乗。牝馬三冠戦を1、2、3着した実力馬で、香港でも牡馬の一流どころを相手に健闘してきた。距離は恐らくこの2000メートルがベストだろう。
ジャスティンパレスは、鮫島駿が鞍上に起用された。ずっとトップクラスで戦って掲示板は死守してきているが、「このところポジションが取れなくなっている」と杉山晴調教師の嘆き。GⅠに手が届いていない鞍上の奮起に期待している雰囲気だが、突き抜けるだけのプラスアルファがあるかどうかだ。
中山記念のレコード勝ちが光るシックスペンスは、中山がうますぎる(4戦4勝)分、初の阪神がどうかという気がしてしまう。ルメールからバトンをもらった横山武は何とかしたいところだが。
逃げて強いホウオウビスケッツは、前走で2番手からでもいい競馬ができた。自分の型を持っていて、それを広げられた馬はGⅠでも怖い。