芸能

天才テリー伊藤対談「小柳ルミ子」(4)50周年記念の新曲ハデに決めようよ

テリー 今の状況が一段落したら、まず何をしたいですか。

小柳 う~ん、やっぱり目の前のデビュー50周年に関するあれこれですね。私自身はあまり周年イベントって好きじゃないんですけれど、さすがに50年はやっておかないと。

テリー そうだよ、半世紀も第一線でいるって本当に特別なことだから。

小柳 まず、なんといっても新曲ですよね。まだレコーディングもできてないし。たぶん発表は秋以降になると思うんですけれど。

テリー もう曲はできているんだ。

小柳 候補曲はいくつか出来上がっています。ただ、当初「いいな」と思っていた曲をこの状況の中で出していいのか、という不安もあるんですよ。

テリー それはどうして?

小柳 等身大の私を感じてほしくて、アップテンポでアクティブな67歳の女の情熱を歌いたいんですよ。「若い子に負けてられないわよ」と、世のおばさま方がカッコよくマネしてくれる歌にできるといいな。そう思っていたんですけれど、こんなシリアスな状況のあとに出していいのか、と思って。例えば、もっと心に染みる方向がいいんじゃないかとか。

テリー 心に染みてちゃダメですよ。戦後にはやった「リンゴの唄」の歌詞、意味なんてないでしょう。つらい時に、悲しい歌なんて聞きたくないんですよ。俺だったら「この時期にこんな歌を歌うの、バッカじゃないの」みたいな曲が聴きたい。おへそを出した格好でサンバを歌うとかさ。

小柳 本当ですか?

テリー 「励まし合おう」「支え合おう」って歌はみんな歌うから、任せとけばいいんだよ。せっかくの新曲が、そこに埋没しちゃうのはもったいないって。

小柳 そうですよね‥‥。50周年に関しては、記念本とかまだまだ予定があるので、楽しみにしていてください。何かここ数年、自分の中にマグマみたいなものがたまっているんですよ。今までコツコツとため込んできたものがあって、グツグツいっている感じなんです。今はこんな状況だから発散する場がないけれど、それをバーッと吐き出したいんですね。

テリー 最高じゃない。それって、まだまだ意欲が衰えてないってことだもの。ルミ子ちゃんから見た「小柳ルミ子の魅力」って何だと思う?

小柳 自己分析すると静と動、善と悪、淑女と悪女‥‥そういう多面性をいろんな仕事で見せてきたのが私の個性なんじゃないかな。

テリー 確かにね。歌と演技と踊り、全部できちゃうんだから。50年のキャリアはダテじゃないよね。少なくとも、あと20年はやれるんじゃないかな。

小柳 フフフ、ありがとうございます、頑張りますね。もちろん、テリーさんもですよ。

テリー 僕は102歳まで生きることに決めているから、それまではね。ルミ子ちゃんも、死ぬ年齢は自分で決めたほうがいいよ。

小柳 じゃあ87歳にしようかな。

テリー それは現役を続けている年齢だから、ダメ。もっと生きないと。

小柳 わかりました。でもやっぱりエネルギッシュな人、情熱を失っていない人は長生きしますよね。

テリー 70歳くらいになると、最後は勢いだから。

小柳 本当ですね。今日はテリーさんからいっぱい元気をもらえてよかった。また楽しい動画、送ってくださいね。

◆テリーからひと言

 デビューしてからプロポーションが変わらないなんて、本当に意識が高いね。50周年の新曲はそんなルミ子ちゃんのいいところが詰まった、ポジティブな曲をお願いしますよ~!

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
3
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」
4
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで