大物たちの寵愛を受けてアシスタントのオファーが殺到中なのは、佐藤栞里(29)。モデル出身の彼女がブレイクしたきっかけは、14年に所ジョージ(65)が司会を務める「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」(日テレ系)で「朝までハシゴの旅!」コーナーのレポーターを任されてから。
「酔客の素人相手に嫌な顔を見せず、リアクション抜群でスタジオを爆笑させたのが所さんの目に留まり、翌年には4代目サブMCに昇格しました。同時期に別の番組で共演した内村さんも『将来、伸びる』と絶賛したことが業界内で広まり、知名度が急上昇していったのです」(放送作家)
15年から特別番組で放送され、今年春からレギュラー化した「有吉の壁」(日テレ系)でもアシスタントを務めている。
「初回特番時は小島瑠璃子(26)がアシスタントでした。それが2回目から佐藤に代わり、以降も任されるようになったんです。バラエティーの女王と呼ばれる小島のポジションを奪っただけで、その実力は推して知るべし。大勢の芸人と絡む現場では、でしゃばらず何でも笑ってくれる姿勢に、MCの有吉さんも重宝しているそうです」(放送作家)
所、内村、有吉のビッグネームにプッシュされ、「芸能界サバイバル」の戦場で「栞里無双」がしばらく続きそうだ。
こうした売れっ子の素質をかぎ分ける先見の明で、タレントのマツコ・デラックス(47)は定評がある。
「SHELLY(36)が各局のテレビ番組に出演するようになった頃、『今のところ完璧じゃない? 賢い女』とべたぼめ。モデルのアンミカ(48)も、ピーター(67)の誕生日会で関西弁でしゃべり倒す姿を見て、『そっちのほうがおもしろい』と、ミッツ・マングローブ(45)と一緒にアドバイス。キャラを変更してから、一気に売れました」(芸能記者)
そのSHELLYが「芸能界の師匠」と崇拝しているのは、意外な人物だった。
「09年から放送されていた板東英二(80)が司会の『そこが知りたい 特捜! 板東リサーチ』(CBCテレビ)に準レギュラーで出演していた頃から、かわいがってもらっていたそうです。ロケ現場でツッコむ場面での間の取り方など、ノウハウを叩き込まれたことで急成長。ことあるごとに、師匠として板東の名前を挙げています」(芸能記者)
大物芸人との知られざる師弟関係。師匠からお墨付きをもらうことが、売れっ子への近道なのである。