「リモート勤務」が広がり、師弟関係という言葉も今や死語かと思いきや、さにあらず。テレビ番組で活躍する美女タレントの陰には、MCを務める大物芸人との濃厚接触スレスレの「特別な関係」があった。バラエティーの舞台裏を調べてみれば、意外なエピソードが明らかに──。
テレビ業界で不動の地位を築くのは、地上波だけでレギュラー番組11本を持つ有吉弘行(46)。新番組こそ少ないもののレギュラーがいずれも安定した視聴率を残し、各事務所から熱い視線を送られている。
「中でも『有吉反省会』と『有吉ゼミ』(ともに日本テレビ系)に所属タレントを出したがる事務所は多い。トークが苦手なタレントでもおもしろくイジってくれるので、放送後、別の番組からオファーが届くんです」(芸能プロ関係者)
そんな人気MCは、これまで数多くのタレントと共演してきたが、「弟子」と認めているのは、藤田ニコル(22)と、みちょぱこと池田美優(21)だ。
「もともとギャル好きというのもありますが、ニコルとみちょぱは話題を振れば必ずヒットを打ってくれるので、信頼感が絶大。2人も有吉を『師匠』と慕っています。ふだんは人見知りで楽屋挨拶も断るほどですが、弟子の出演番組はチェック。共演時には本番直前に『おもしろかったよ』とポソリとほめ、気持ちを乗せるのがうまい。他にも師弟関係ではないものの、井森美幸(51)、島崎和歌子(47)、高橋真麻(38)、ギャル曽根(34)らは業界で『有吉ギャルズ』として知られ、有吉の番組には欠かせません」(芸能プロ関係者)
有吉ギャルズに仲間入りすれば、ブレイクは約束されたようなもの。が、そう簡単に「会員資格」が得られるほど甘くはない。
「特に食べないタレントが大嫌い。街ブラロケで滝沢カレン(28)や小倉優香(21)が全然食レポをしなかったあと、ほとんど番組に呼ばれなくなり、有吉ギャルズに入れませんでした」(テレビ局関係者)
その有吉をはじめ、くりぃむしちゅーやさまぁ~ず、千鳥らの才能を見いだし、「芸人再生工場」の異名を持つのが、ウッチャンナンチャンの内村光良(55)。
「プロデュース体質で、くすぶっている芸人でも、一度共演すれば売れるかどうかの嗅覚がずば抜けています。大物芸人でありながら、現場ではいつも率先して笑ってくれるので、若手もノビノビできる。『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)では、珍獣ハンターでブレイクしたイモトアヤコ(34)や森三中、おかずクラブなど売れっ子を輩出し、『お父さん』と呼ばれています」(放送作家)
お笑い第7世代と言われるガンバレルーヤも、3年前、内村の一声でブレイクしたコンビだ。
「当時、まったくの無名でしたが、内村さんがMCを務める『内村てらす』(日テレ系)でガンバレルーヤの紹介VTRが流れた直後、『売れる!』と絶賛。それからすぐに上京し、『イッテQ』の準レギュラーに抜擢されました。関西芸人の間では『東京で成功するなら、内村さんにハマれ』が合言葉です」(放送作家)
最近は学園バラエティー番組「スクール革命!」(日テレ系)で、内村と共演する女優の高橋ひかる(18)を発掘中。生きのいい関西弁キャラが評判で、内村にどハマりしているという。