「協力したからカネを出せ!」緊急事態こそ脱したものの、長引くコロナ自粛と滞る給付金で飲み屋など商店主は、こんなふうに怒りの声を上げている。当然、副業で飲食店などを運営している二足の草鞋の有名人の店も四苦八苦だ。そんな現場を直撃すると──。
まず、「惨状」を訴えるのは、恵比寿・バー「m─129」のオーナーを務める元巨人の角盈男氏だ。
「店は4月の頭までちょっと開けただけで5月、6月…、もう2カ月以上も閉鎖状態です。ギリギリまでガマンしているところですが、このままじゃコロナで倒れる前に自粛で店が飛んじゃうよ。現実はかなり笑えない状況で、今日も知り合いの有名シェフのレストランも店を閉めるって連絡が入ったところですよ」
数々のピンチの場面を切り抜けた左腕ストッパーでも、“見えないコロナ”にはお手上げ状態だという。
「ウチはバーだから、東京都の区分ではキャバクラと同じ遊興施設に入る。ですからステップ3(6月12日に移行)に進むまではお店を開けることができないんです。コロナ対策センターに連絡すると自粛は強制ではありませんと説明されたけど、実際に店を開けたところでお客さんだってなかなか来られないでしょう。この2か月で店の売り上げは5万1000円だけ…」
文字通り救援待ちの角氏のバーのほか、林寛子カラオケサロン、たむらけんじの焼肉店、元ドリフターズ・仲本工事の焼き鳥店、石田純一の冷麺店などの店の現状を6月16日発売の「週刊アサヒ芸能」6月25日号で、総直撃している。