静岡・熱海駅前に悲鳴がこだましたのは、昨年5月18日のことである。美淑女グラドルとして人気だった岩本和子(44)が、9歳年下の男性の顔や背中をカッターナイフで切りつけ、駆けつけた熱海署員に現行犯逮捕。その後、殺人未遂と銃刀法違反容疑で送検される。
岩本が切りつけた男性は、妻子持ちながら岩本と不貞の関係に発展。さらに岩本が妊娠・中絶に追い込まれたことにより、突発的な犯行に及んだようである。
岩本は4カ月の勾留ののち、不起訴処分に。罪名も殺人未遂から傷害に切り替えられている。そして岩本は年が明けると、グラビア活動の再開を宣言。7月20日には小学館から写真集が発売される予定だが、水面下では大きな問題が勃発していた。
「実は逮捕当時の所属事務所との間に、違約金が発生していたんです。昨年8月で所属事務所との専属契約は切れた形ですが、事件の影響でVシネの撮影が飛んだり写真集のイベントがドタキャンになったりした。さらに勾留中の弁護士費用も、契約解除後も元所属事務所が立て替えた。これらの費用は全額を岩本が後に支払う約束になっていたがどうやら岩本は、これを無視して活動再開を強行したようです」(グラビア関係者)
元所属事務所と岩本の間で話し合いが行われたが、岩本は支払う意思を見せなかったため、6月18日に提訴に踏み切ったという。岩本は「東スポ」紙の直撃に対し、以下のように答えた。
「このたびは本当にびっくりいたしました。写真集の発売が決まったと雑誌で知った以前の事務所から急に『違約金を払え』との連絡がありましたので」
これに対し、元所属事務所は次のように回答を出した。
「訴訟になっているため、詳しいお話はできませんが、重大な事件を犯したことを、無かったような態度は良くないと思います」
傷害事件では不起訴のため法廷に立つことはなかったが、今回は「決着が不可避」となるだろうか─。