コロナでテレビ放送も様変わり。出演者が2mのディスタンスを取っての放送はもはや常識。中には出演者全員がリモート出演する完全リモート番組まで登場している。こうした新しい放送に不慣れな芸能人が、いろいろと「やらかしまくって」いるという。
例えば、コロナ感染防止のため、バラエティ番組が次々とリモートでの「新しい収録方式」に切り替える中、いち早く2月末に公開収録の中止を発表したのが長寿演芸番組「笑点」(日本テレビ系)だった。
日テレ関係者が明かす。
「観客を入れたライブ感と、芸人のあうんの呼吸にこだわった番組作りで、半世紀以上公開収録を続けてきましたが、観客、出演者ともに高齢になるということもあり、いち早く公開収録の中止を決めました。収録済みの取り置きがなくなった後は、無観客収録でしのいできたが、コロナの影響が予想以上に長引くことを考慮して、リモート収録を決断したんです」
しかし、そのリモート初回の5月24日の放送の大喜利コーナーは、司会の春風亭昇太以外はメンバー全員が自宅からのモニター画面で出演。もちろん座布団係りの山田隆夫もお役御免となった。
無観客のため、スタジオに響くのはメンバーの笑い声だけという乾いた映像の中、自宅にある物を使って小話を作るお題が出されると、各自が自由に「自宅内探索」へ。モニター画面は全員空席となってしまうまさに緊急事態に昇太は悲鳴をあげた。
「誰もいなくなっちゃった。問題として失敗だったかもしれない」
お後がよろしいようで~。ほかにも、水原希子のタンスの肌着、藤田ニコルのノー肌着リモート、長嶋一茂の自宅ピンポン、渡辺直美の“排泄穴”意味するワードの絶叫事件…。同時多発の“リモート突発アクシデント”の数々は、6月30日発売の「週刊アサヒ芸能 7月9日号」で笑撃報告されている。