コロナ禍で映画上映やドラマ放送の休止が相次いだエンタメ業界だが、意外にも2020年の上半期は「艶場面」が豊作だった。写真集では「モーニング娘。」の1期メンバーである福田明日香が、初の写真集を発売して大きな話題になった。グラビア評論家の徳重辰典氏が語る。
「近所の主婦が脱いだようなリアリティある体つきに、処理しないままの“密毛”も生々しい。それにしてもここまでの大ヒットとは『モー娘。』ブランドの強さに驚きです」
さらには藤田ニコル、ゆきぽよ、綾瀬はるか、深田恭子と、ギャル系や30代の人気女優が自信作を発表した。
では、映画界はどうだったか?映画評論家・秋本鉄次氏が絶賛するのは、新婚間もない蒼井優の「ロマンスドール」(KADOKAWA)である。夫の山里亮太が「ちょっと見るの怖い。シンプルに複雑」と口にしたほどの衝撃作である。秋本氏によれば、「バストの99%があらわになり、隠れているのは先端のみ」という肌見せ度だそうで、「夫役の高橋一生のセリフに『とっても好色な奥さんでした』というのがありますが、そのとおりの生々しさでした」とのことだ。
さらに秋本氏が沸き立ったのが、「Red」(日活)のヒロイン・夏帆である。人妻を演じた夏帆が、妻夫木聡演じるかつて愛した男と再会したことで、生を揺るがすほどの不貞愛に陥る。夏帆にとって、キャリアハイとなる渾身の演技であったようだ。
6月30日発売の「週刊アサヒ芸能」7月9日号では、ほかにもドラマ・CM・“突発アクシデント2・SNSなども網羅した「艶場面」を、すみずみまでキャッチしている。